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『ほめる・叱る』を再考する

今回も読みました。
明治図書さんの「ほめる・叱るを再考する」という本
(この記事は3~4分で読めると思います。)

最近、ほんと
「児童に対応する」「保護者に対応する」ということの
奥深さと難しさを痛感するので、しっかり読もうと思いました。

自分が読んで得た結果


  • 「叱る」ということの意味を、確認することができた

  • 自分がなんで「叱る」行為をしていたのか、少しつかめた


今回は、特に自分が読んでいて、
印象的だった文章を紹介します。

「叱る」という行為を理解するために、まず押さえておきたいことがあります。それは、「叱る」ことは他者の変化を願う行為であることです。人が誰かを叱るとき、必ず「叱る人」の考える「あるべき姿」や「こうなって欲しい」という願いが存在します。相手を「導きたい」「変えたい」と思うからこそ叱るのです。

明治図書『ほめる・叱るを再考する』9月号 No.174  2024年9月1日発行 10頁。

では、大人は子どもを叱らない方がよいのかというと、そうではありません。叱ることには、子どもの行動を変える効果はありませんが、子どもの発達にとって意味があります。(・・・中略・・・)大人は自分の言うことを聞いて、自分の思いを実現してくれるという考えをもってしまいます。そのため、学校など、自分の思い通りにならない場に行くと、不適応を起こしてしまいます。適切に叱られてきた子どもは、世間が自分の思い通りにならないことをわかっています。守らなければならないルールや決まりがあることもわかっています。そして、そんな世間やルールのなかで、折り合いをつけて、いかに自分の思いを実現していくかを考えることもできるのです。

明治図書『ほめる・叱るを再考する』9月号 No.174  2024年9月1日発行  17頁。

「叱る」こと。そして「ほめる」ことは、
諸刃の剣であり、効果も絶大であるわけではないけども。

でも、意義もあって。
そして「叱る」行為は、限定的で適切におこなう必要がある。

これからの時代、ほんとに気をつけて。
というか、よりいろいろと考えて行使・行動していくことが大切なんだなと
思いました。


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