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「からまる毎日のほぐし方」を読んで(2024/10/05)

 尾石晴さんの新刊、「からまる毎日のほぐし方」を読みました。

 私は尾石晴さんの熱心なファンではないので、「新刊が出るなら予約して必ず即ゲットする!!」というほどの熱意ではなかったのですが、世代が近くて共感することが多いのと、日々モヤモヤすることが多いので、その解決のヒントになればと思い、買ってみました!

 タイトルを見て想像できる方は多いと思いますが、日々の「からまり」、を、晴さんの経験に基づいて「ほぐし方の考え方のヒント」のようなものが箇条書きのように様々なケースについて触れられています。

 いろいろな項目がありますが、私が特に参考になったのは
「心の1等席」という考え方でした。

 自分の「心の1等席」に、ときとして嫌な人がドーンと居座ってしまうことがあるため、距離感を大切にしようという趣旨の話でして、すごく納得しました。本書では、この件は「人」について書かれていましたが、これは「事象」についても言えることで、自分の心のいちばんだいじなところに
「嫌な人」や「嫌なこと」は置いておかないほうがいいよなって思いました。いや、前からぼんやりとは思っていたのですが、晴さんのような人から明文化されると「やっぱりそうですよね!」という気持ちです。

 この本を読んだ後、自分の中で「心の1等席に嫌な人/コトが座ってしまうことが多い」と思い、その原因を冷静に考えてみたのですが、自分が「モヤモヤ」するときの原因は、「嫉妬・ねたみ」が大半だなぁと思いました。そう分析できると、以前よりは冷静に自分の感情を整理できるような気もしてきました。

 「人は人」って、よく言いますが、なかなか、実に真理だなと思います。人とジブンを比較するから妬んだりモヤモヤするのであり、嫌いになったりするのだと思うのですが(「相手が悪い!」と思って嫌いになるのも、自分基準で相手を比較しているのが原因の気がする)、人とジブンを比較しても一生幸せになれないですし、「あ、そういう人なんだな~。私とは違う人。」と考えられるようになれれば最強ですが、まだまだそこには至っていませんね。

 最後のほうは、晴さんの著書の感想とはズレましたが、本書では、なかなか放送では語られていない(と思われる)赤裸々なエピソードなどもありました。

 ご興味のある方は、ぜひ。


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