娘に金融教育をしてみたいと思う。金融投資編➀
こんにちは!「共学共伝の会」主宰の石原です。
娘に教えておきたいと思っている金融教育について、自分の失敗を絡めて書いてみたいと思います。
高校生になったぐらいにこの記事を読んでもらえたらいいな。
書いていたら長くなってしまったので、数回に分けて投稿します。
今回は金融投資編➀です。
本日の目次です。
金融投資の基本
金融投資の基本は下記の3つです。
➀長期運用
②分散運用
③複利運用
それぞれについて見ていきましょう
➀長期運用
まずは金融投資は長期的な視点で運用しましょう。
下記の米国株(s&p)の値動きのように長期で見れば上昇しています。
当然、日々上下の値動きもありますし、リーマンショックやコロナ等の社会的な大きなインパクトがあると大きく下がるときもありますが、長期で持ち続ければ、増加傾向になっていると考えることが出来ます。
鋼の心で長期間持ち続けれれば、大きな利益を確保する可能性は高くなります。
しかし、株式投資をする場合は日頃の値動きに一喜一憂してしまいます。
上がり始めたら、ずっと上がる錯覚を感じて、「倍になったらいいな~」と願望を抱き、気付いたら下がり利益を失う。
下がり始めたら、とことん下がると恐怖を感じて、耐え切れずに売ってしまう。
人は損をすることが大嫌いで、
とのことです。
投資信託などは長期間続けることが良いと言えます。
個別株の場合は変化のパターンが別れるので一概に持ち続けるのがいいのか判断に迷うところがありますが、良い特徴を持つ銘柄については長期保有が望ましいかもしれません。
②分散投資
一般的に「1つのカゴに卵を盛るな」という格言通り、投資先を複数に分散させることでリスクを抑えることが出来ます。
これは株式投資で複数の銘柄に分散することもそうですし、
投資信託や債券などの大きな括りで分散させることも有用です。
一般的には株式投資や投資信託が下がる傾向の時は債権は上がる動きをするなどの逆の動きをするので、リスク程度を調整した組み合わせ(フォートフリオ)を構築することが出来ます。
また、時間的な分散もあります。
全ての金融商品は常に値動きをしていますので、買いたいタイミングが最良なのかはわかりません。
時間的に分散することで、購入価格を平均化させることが出来、リスクの調整が出来ます。
その中では積立投資が有用です。
定期的に一定額を積み立てて投資することで上記のことが可能です。一般的にはドル・コスト平均法と言われています。
ドル・コスト平均法に関するクイズです。
下記のような値動きをしている銘柄株を10年間 毎月1万円積み立て購入したとします。
1万円×12ヶ月×10年=120万円投資
最終的に利益を出すことは出来たか?出来なかったか?
最終的には、単価5000円ですべて売ると139万円になり、利益を出すことが出来ました!
年々下がって、心が折れそうになる時も耐え、最後上がることが出来たので、利益を出すことが出来ました。
続けることが大切だというシミュレーションです。
ですが、失敗することもあります。
下記のような下落相場で売ってしまうと負けになる可能性が高いです。
③複利運用
複利とは、運用で得た利益を元本にプラスして再投資し、その合計金額をもとに利益を得る方法です。
複利では利益が利益を生むため、運用期間が長くなるほど発生する利益の金額が大きくなります。これを「複利効果」と呼び、効率よく利益を得るための方法として知られています。
仮に、30歳から65歳までの35年間毎月3万円ずつ積み立てたことを考えてみましょう。
銀行に預けたAさんと
金利3.0%で運用したBさん
の比較をグラフにしたのが下の図です。
二人とも元金としては
3万円×12か月×35年=1260万円です。
二人の受取金額を比較すると
Aさん:12,602,010円
Bさん:22,119,750円
AさんとBさんの差額 9,517,740円
AさんもBさんも仕事を頑張り、節約をして毎月3万円をコツコツと積み立ててきました。
ここまでの頑張りは変わっていません。
しかし、資産を運用するか運用しないかでこんなに大きな差が生じてしまいます。
このように、長期で複利運用すれば、確実に利益を得ることが出来ます。
問題は「失敗をせずに長期で運用できるか」です。
これが出来れば、豊かな老後が確定です。
今回は金融投資の基礎を説明して終わらせてもらいます。
本当は自分の失敗談まで行きたかったのですが、書き始めるといろいろありすぎて、文章が長くなってしまいました。
あんまり長いと読むのも嫌になるので、今回はここまでとします。
あと数回続きます。
よろしくお願いします🙇