証明の形
三角形の合同条件は一言一句覚えなあかんの?
生徒のみならず他教科の先生からも質問された。
20年前に韓国の教科書を見る機会がありました。ハングルは読めません。
しかし!数式はわかりました。その中で
三辺相当…sss
二辺夾角相当…sas
一辺両端角相当…asa
と書いていた。
「二辺とその間の角がそれぞれ等しい」
より随分あっさりしてるし、挟まれてる感もあるし、ええやん!
と思いましたが、授業では
「日本で学習している人は、すみませんがこれで覚えてください。教科書会社が全社統一した文言にしました」
と、生徒に落胆を覚えさせました。
さすがにもう「二辺夾角」はダメですか?
と聞く生徒はいなくなった。50年かかってそろそろなくなった。
1常用漢字ではない
2やたらと用語を増やさない
ということから教えないことになっている。
それをいうと< >の読み方も教えなくてよい。
だから、「(ひらがなの)く」と表現することは間違っていない。
もとい!
「暗記力を鍛える課題」として合同条件を覚えましょう。
それは、それ。これはこれ。
証明の形を真似して「表現」する課題がメインです。
「三角形の合同の証明」は3つのパートにわかれます。
① 比べる2つの三角形を示す。(1行)
② 等しい関係3つ(3行)
③ 根拠と結論(2行)
T:全部で6行です!
S:7行目まで行ったら❌ですか?
T:必要な事柄が6つです。
などとやりとりしながら6つ揃えることを練習します。
相似は5行、平行四辺形は4行です。
証明に必要なのは③です。
何を以って証明できるのか、を学ぶのです。
計算はできる、途中の式は表現。
と同じことです。
数学なのに数字を書いてないね〜。
数学だから数字を書かないのかなぁ。
3年間「証明」することを学ぶので、焦らなくていいです。
1年生から「説明」は練習しますから。
key word
演繹的・帰納的
根拠・結論
参考:アブダクション
背理法
反例(范蠡は臥薪嘗胆を支えた人)
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