平方根で学べること
⑴ 記号化すること
① make0
加法の逆演算で、単位元を作る相方
逆元という概念。
② 逆数
乗法の逆演算で、単位元を作る相方
「上下を逆にする」という生徒には逆さ文字を書いて考えさせる。
③ 無限不循環小数
循環小数は分数でかくとよい。
例 1÷3=1/3
では、0.1011011101111…は?
「ガンバレ」
「だって、これは今思いついた数だから二度と使わん!名前を付ける価値もない。贅沢だからと、一文字にする必要もない」
では、名前を付けておきたい数は?
「二乗すると2になる数」
憶えておくとラクになるライフハック。
でも、全部憶えるのはムリだし、ムダ。
「二乗すると3になる数」
も、憶えておくとよさげ。
「元」でもいいし「根」でも良かったんやけど、西洋数学やからroot(根)の頭文字で「 √ 」
を使って、「2のモト」「3のモト」というように使うことにした。
例
掛けたら「ふりかけご飯」になるのは、ふりかけ
掛けたら「TKG」になるのは、たまご
掛けたら「メガネっ子」になるのは、素顔とメガネ
茹でたら「ゆで卵」になるのは、生卵
沸かしたらお湯になるのは、水
炊いたらご飯になるのは、米
「もうええわ」と言うまで、やるでぇ〜
「米とご飯は違うんや!」
「ご飯の中に米が混ざってたら食べられへん」
√ は記号。小数点や分数の横棒(括線)のようなもの。習うけど慣れよ。
余談
不等号の読み方に拘る人が多いね。
「> 大なり」
ってコロ助みたい。
なんで「グレーターザン」って言わないの?
「なり」って、古文でしか使わないのに。
「平仮名 く の反対」でもいいでしょ?
「括線の上」って言わんのに…。
⑵ 「答えが出た! 終わり!」ではない
① 答えがでたらおしまいではない。
「もうほかにないかな」
電車降りるとき
「忘れ物はないかな」
って、ふりむくやん??
うそ〜ン そのまま降りるの?
トイレから出てくるとき、
「付いてないかな?流れたかな?」
って、ふりむくやん??
うそ〜ン そのまま出てくるの?
人間やり直すところから始めなあかんのか?
と「しつけ」も織り交ぜて。
② あるだけ出したら、最善を選ぶ
「平方根」は正負の2つの解が考えられるけど、解がいくつもあるままでいい?
「みんな違って、みんないい」
でいいんだけど、一歩前へ!
「みんな違って、どれがいい? 」
「みんな違って、これがいい! 」
って考察する。
「差別」? いいえ、「ちがいのちがい」です。
「適材適所」今の条件ではコレがいい。と「判断」する練習です。
「思考・判断・表現」
は、場面設定していつも考えるクセを身につけさせてあげたい。
平方根を習ったら、やっと「数学の入り口」です。
え? 今までは「助走」です。
ラジオ体操を知っているから、やったことあるからって体操競技をしなさい。とはいいません。
ようこそ!数学へ!
これから楽しくなるのに、「好きや嫌いや」っていうてられへんで!