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母に私の事忘れられていました…。

10月に入り涼しくなってきましたね。
暑いのは苦手なのですが今年の暑すぎた夏にさよならするのも寂しい感じ…。
寂しいと言えばここ数ヶ月は母からの電話が大幅に減りました…。
数年前は私が電話に出ないと心配過ぎてか?
パニックになっていたのに。
私が何歳だと思って呆れていましたが満更でもありません。認知症でも私がずーっと一緒で喧嘩しながらも介護してきたのでまさか忘れられるとは思ってもみなかったのです。
先週電話で話していましたらアンタはお姉さんの方?って言ってきたので私はたえこで妹でしょう!って言うと、私の事をずーっと姉だと思っていたよって言うのです。然し乍ら姉は殆ど面会も来ないし介護も全く手伝ってくれなかった。
そんな姉の名前は覚えているのに私の名前を言っても全く覚えていませんでした。
考えてみたら昨年末より私は名前を呼ばれてなかった気がしました。わからないからアンタだったの?
ここ数十年の事も全く覚えて居なく母が想い描いているのは私達娘が若い頃の記憶です。
たえこ、たえこって何度も言った後、たいこになって笑いました。
その後、私は娘のことも忘れちゃったのか〜って呟く母。
私もショックで切なかったのですが母のほうが何とも言えない気持ちだったのでしょうか?私には認知症の事は詳しくありませんので認知症は側迷惑で自身はそんなに辛くはないと思っていましたがそうでもなさそうです。
その後も面会に行きましたがいつもと変わらず楽しく話し施設内のエレベーター前でバイバイしました。帰り途シニアカーを走らせながら心が爆発しそうな哀しみに浸りたいのに速度が遅いシニアカーなので蚊に刺されまくり自分の腕を叩きながら蚊を追い払う私。現実はドラマのようにカッコよくなりませんね。
私は母にとって何者なのだろう?親切に果物やお菓子を持って来るおばあさんなのでしょうか?考えれば考えるほど哀しくて怖くて胸が苦しく張り裂けそうです。
おひとり様は中々手強いですぞ!!!
つづく…
(母の書いた6年前のノートを見つけました) 認知症初期では本人はどんな気持ちなのか?ヒントになる言葉が少しわかると我儘な認知症の人に対する態度が変わるかもしれません。
ではでは又。


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