母から戦後の話はあまり聞かないけれど。
毎年8月になると戦争の時代の話題がニュースになる事が多い月ですね。普段は殆ど耳にしなくなりましたが。
私の小さい時は戦争関連のドラマやドキュメンタリー、アニメ、漫画など目や耳にする事が多い時代でしたので怖さは身についていましたね。
私の小さい時も池袋に行けばたくさんの漫画に出てくるような乞食さんや足や腕の無い兵隊さんの格好をした方がたくさんいましたよ。
その方の前にお金を入れる缶が置いてあるので母から小銭をもらい恐々入れていたのを思いだします。まだまだ戦後15年?経ってなかったんですね。私自身もだいぶ歳を感じます。
そういえば私って割と平和の時代に生きられたので母や父から戦後の話は全く聴いた事が無かったなァ〜って思います。あの焼け野原からどうやって生きてきたのか⁇想像するだけで身震いします。たぶん言いたくないことがたくさんあるのだろうと想像します。ドラマにもあまり描かれていませんものね。おしんが流行った時に母があの頃はそうだったねって言ってました。母も幼少期は裕福な方だったらしいですが戦後は何もかも失ったらしいので。幸運なのか?家族は無事に生き残ってそれぞれ自立していったそうです。自立以外に選択肢がありませんものね。母がふと口にする事があるのですが母は長女でしたのでまだ小学生なのに奉公に出されて家事や子守りを担当したらしいのですが子供なので大した事も出来ない為に帰された話はしていました。行く前に残り毛糸を繋ぎ合わせて綺麗なセーターを編んでくれて送り出されたようでした。それでも子供心から想う疑問?が口に出す言葉は(お母さんは何で私だけ奉公にだしたの?)80歳になった時でも時々口にしていました。認知症が酷くなって幸いか?やっと忘れられたのかも知れないですね。今が1番のんびり出来て幸せだそうです。まぁ人の本心は解りかねますが…。