何者かになろうとする
自分探しをし始めた頃、自分ではない何者かになれると信じて疑わなかった。
同じようにすれば、なれると思っていた。
でも、自分を知れば知るほど、それとは程遠いことも知った。
自分の中で、作り上げた虚構でしかない。
それを知っているはずだった。
最近、ちょっと、まだ隠れていた自分の奥に触れた。
何者かになりたい自分が、見え隠れした。
憧れだろうか。
欲望だろうか。
嫉妬だろうか。
目の前を見えないふりして、遠くを見過ぎ、落胆する。
憧れと現実と比べて、落胆する。
もっと自分を好きになれないものかと、苦笑いしながら。
無意識の習慣。ある時から、自然としてしまう行動。
それを知ることで、少しずつ、現実が変わっている。
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