【1分小説】33# 女難の相 :奇妙
「僕の守護霊は嫉妬深い」
「ね?」
「“#&%”ちゃん!」
5才くらいの男の子は家の天井を見ながらそう言った。
「いたたた……」
「ごめんって~」
「ほっぺた、つねらないでよ~」
ほんのり赤くなっている頬。
「え?」
「君をからかったから?」
…
「ん~」
首をかしげる。
「だってー、君の言葉は聞こえるけど」
「姿は見えないし~」
…
「それにいつも…」
「あっ!約束の時間だ!」
「お母さん!」
「ぼく、公園で遊んでくるー!」
「はーい、気を付けてねー!」
ガチャッ!
タッタッタ!
……
スタスタ…
……
「え?」
「こないだの女の子?」
「あ~あの子はー…」
「僕が好…す…」
ビュー‼
突風が吹く。
「うわっ!寒!、く、ない?」
チラッ
身体を丸め、少し上を見る。
………
「もう~分かったよ~」
彼が大人になっても謎の現象は続いてい……
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また次の作品であなたの時間が奪われぬよう、ご注意下さい。
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