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寄り道しながらヨーロッパに行くのは難しくない
はじめに
ヨーロッパに行くとき、いろいろな国の上を通りますが、空の上から見るだけで、実際にそれらの国を訪れる機会はあまりありません。
でも、以前に比べると、そういった国に寄り道していくのも難しくなくなりました。いろいろな面で、寄り道した場合と寄り道しない場合とで差がなくなってきたからです。
所要時間で見た場合
日本からヨーロッパに行くとき、直行便でも14-15時間ぐらいかかります。
乗り継ぎ便だともっとかかります。中国経由だと多少早いですが、中東経由だと移動だけで17-18時間ほどでしょうか。乗り継ぎ地での待ち時間もけっこう長い場合があります。
それなら、自分が行ってみたい場所で乗り継ぎするように自分で航空券を組めばよいのでは? 直行便と比べても、うまく組めれば数時間程度の差しかない場合もあります。
費用で見た場合
格安航空会社(LCC)は年々充実してきています。就航路線がどんどん増えています。
ひとつのLCCで日本とヨーロッパの間をカバーできなくても、複数のLCCを選べばカバーできます。
たとえば、イスタンブールを拠点とするペガサス航空を使うと、ヨーロッパからインドまで移動できます。インド系のインディゴはイスタンブールから香港までカバーしています。ベトジェットエアやエアアジアは日本にも来ていますが、インドにも就航しています。
中国系の航空会社は片道でも往復の半分ぐらいの値段になるようなチケットを売っていることがあります。
これらをうまく組み合わせれば、ヨーロッパ往復チケットをふつうに買うのとさほど変わらない値段で寄り道することができます。
気をつける点
ただ、ふつうにチケットを組むのと違い、すこし気をつけたい点もあります。
遅延の補償はない
乗り継ぐ航空会社が別の会社の場合、遅延しても特に補償はありません。自分で保険に入るか、でなければ時間に余裕を持ったスケジュールを組むしかありません。
乗り継ぎは自己責任
乗り継ぎなんて空港の中を歩くだけじゃない?と、とくに問題なさそうにも思えますが、これがトラップになることがあります。
場所によっては、空港がただ広いだけでなく、ターミナルがいくつもあることがあります。それも、日本の空港のようにそれぞれのターミナルが近くにあるとは限りません。同じ空港なのに、別のターミナルへはタクシーで行ってくれ、という無茶な空港もあります。
もちろん、大きな都市などの場合、複数の空港があることもあります。同じ都市なので油断していると、乗り継ぐには別の空港に行かなくてはならないことがあります。
ビザ
上のような、空港の外に出て乗り継ぐ場合などの場合、ビザが必要になることがあります。空港で取れればいいですが、空港ではビザを出してくれないこともあり得ます。そうなると詰みます。
もっとも、これは事前に調べれば対策できます。
おわりに
寄り道してヨーロッパに行くのが、以前よりも簡単になりました。せっかくなので、途中でいろいろな国に寄って行くことができると、より旅が楽しくなるのではないでしょうか。