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明治世代の終わり

4月4日、国内最高齢の男性が亡くなったと発表があった。千葉県在住で112歳の男性。明治44年11月6日生まれだった。

共同通信の記事より引用すると

国内の男性で最高齢だった千葉県館山市の薗部儀三郎(そのべ・ぎさぶろう)さんが3月下旬に死去していたことが4日、同市などへの取材で分かった。112歳。  

薗部さんは1911年11月6日生まれ。2022年11月に111歳だった広島県神石高原町の男性が亡くなったことに伴い、男性で国内最高齢となっていた。  
館山市は遺族の希望として、死亡日時や死因などを明らかにしていない。

3日にベネズエラの世界最高齢、114歳男性が亡くなったと発表された。これに伴い薗部氏が次の世界最高齢者となる可能性もあり、県や市に確認した所、薗部氏も先立って亡くなっていたと判明したとのこと。これがなければもうしばらく秘匿された可能性もある。

各都道府県の最高齢者を見る限り、ほかに明治生まれの男性がいない。最後の明治生まれ男性だった。次の国内最高齢者は1913(大正2)年となった。

現代日本の基礎を作った明治時代も遠くなりにけりである。

都道府県で初めて明治生まれの男性がゼロとなったのは、公式の発表では2018年6月の徳島県であった。

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