照ノ富士か隆の勝か

名古屋場所。ほぼ照ノ富士に決まりかと思った終盤。目まぐるしく動いた。美ノ海が大の里に敗れこの時点で照ノ富士隆の勝の2人に絞られる。
照ノ富士勝てば優勝だがその直接対決。立ち合い一気ののど輪で照ノ富士何もできず後退、あっさり土俵を割った。隆の勝は照ノ富士に比較的合口がいい。これで2敗照ノ富士に3敗隆の勝。

もともとこの対戦は豊昇龍休場によるもの。おそらく出場であれば対戦はなかっただろう。照ノ富士が逃げ切るかとみたが終盤のハプニングで思いがけずもつれた。

隆の勝はこの場所初日から連敗だった。そのため2敗勢に名があるとはいえノーマーク。審判部ももっと早く上位にあてることもできたが3敗も多く混乱したため、隆の勝は得をした。三役以上が好調力士がこれといってないのももつれた原因。6日目時点で照ノ富士と2差というのも好調力士を見抜くには難しかった。

初日から2連敗の優勝はないはず。朝青龍は決定戦まで行った。照ノ富士が琴桜。隆の勝は大の里。優勝は照ノ富士が7割程度の確率だろう。隆の勝が勝っても2連勝しなければ優勝に届かない。琴桜の後退ぶりを見ても照ノ富士が勝って優勝が一番現実的。

貴景勝は現役続行とか。来場所の10勝に懸けるようだ。過去2度大関復帰を果たしたのは栃東のみ。2004名と2005初だった。2度目の場所は11勝を挙げている。この時28歳2か月だが、奇しくも来場所の貴景勝もほぼ近い年齢。相撲ぶりも全く異なるが年齢だけ見るとまだまだである。しかし首のケガに始まりけがのデパート状態。どうみても体調は悪い。昇進は厳しそうだが。残り2か休まず出場というのもこれまでの貴景勝のスタンスとは違う。負け越しの湘南乃海を当てられるなど大関としてはプライドもボロボロだろう… 近年は大関陥落でも平幕以下で続行が当然になってしまったため、陥落で引退というのも逆に損なイメージ。大関の威厳もすっかり遠くなった。




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