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人生100年時代の頚椎ヘルニア患者体験記 1

突然ですが、『頚椎ヘルニア』になってしまいました。長年サーフィンを続けて首に負担をかけてきたのも一因かとは思いますが、スマホ使用による姿勢悪化などでの頚椎症は年々増えているようですね。。

そして、私はこれから一カ月以内に手術を受ける予定なのですが、同じ病気で苦しむ患者さんの参考、一助になればと思い、一連の患者体験をこのnoteに書き止めることにしました。

まずはじめに。

今回頚椎ヘルニアで4つの医療機関を受診したのですが、整形外科領域は、施設や医師の考え方に大きく依存しており、そのため手技や治療方針にかなりばらつきが見られることがわかりました。

また教科書は存在するものの、統一されたガイドラインがない場合も多く、教科書に記載された内容と実臨床現下での対応が異なることもしばしばありました。

手術は侵襲的な行為(体を傷つけ痛みを伴う)であるため、術後に発生する痛みなどの合併症の種類や程度も患者個々の特性により大きく異なります。また個々のライフスタイルは患者によって大きく異なるという事実があるため、術前の十分な評価と患者ごとのリスク、生活様式に基づいた適切な対応が重要です。

それゆえに、本来なら個別化された医療の対応が求められるはずなのですが、たとえアップデートされた最新の術式が公的医療保険内で受けられる場合であっても、施設や病院経営、医師のスキル事情により画一的に従来式の手術が行われてしまっているのも事実です。

つまり、日本はフリーアクセスで医療が受けられる大変恵まれた国ですが、情報アクセスや医療リテラシーによって患者が受けられる治療は異なるということです。

そして、それが故に、アップデートされていない医療を受け、術後の合併症等に苦しんでいる人がたくさんいるという事を、頚椎ヘルニアの患者体験を通じて私は初めて知りました。


製薬会社で患者向けのヘルスケアサービス開発に従事する者として、私が体験したこの一連の『患者体験』を発信することで、同じく頚椎症で苦しむ患者さんやそのご家族の参考になればと思っています。

頚椎症と向き合う中で感じた不安や困難、そして少しずつ見えてきた治療への兆しなどを、できるだけわかりやすくお伝えしていきます。

To be continued…

2024年レッチリ来日講演にて

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