ウチが大変だった現状

学校の先生を交えての話し合いのテーマはもちろん、「学校を欠席している理由」であった。「何か嫌なことがあったのか?」「誰かに何か言われたのか?」という問いに息子の反応は首をかしげるだけで、これと言った明確な答えはなかった。
答えが見つからないまま話し合いは終わるしかなかった。とりあえず大人たちはみな、息子に学校に行くようにと励まし促すことしかできなかった。
その次の日の朝は登校したかどうかは記憶にない。がしかし息子の不登校は確実に始まっていた。

それからは毎朝学校に登校するかしないかで揉めていた。登校したとしても通常の時間ではなく遅刻での登校だった。
「行きたくなーい!行かない!」毎朝家中、いや外にも聞こえるような騒ぎであった。「どーして?昨日は明日は行くって言ったでしょ!」と私。
 息子が学校に行きたくない理由が本当に分からなかった。仕事に行く時間はタイムリミットを迎え、結局学校を欠席させるしかなくなっていた。そんな日が頻繁になっていった。


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