相続時精算課税?相続?贈与?どれがいいの?
以前から気になっていた義父から夫への名義移転。
税理士に相談していたのですが、やっと方向性が決まりました。
義父からもらう予定の土地があるのですが、評価が約3000万円になることが判明。
地価が上がってしまい、早めにやっておけばよかったと後悔していました。
相続時精算課税を使うと、贈与税、登録免許税等、不動産取得税で合計200万円かかるとのこと。
早めに名義を移す必要があるのであれば、税金を払ってでも名義を移すしかないかと思いますが、その必要もなし。
それでは、相続のときに名義を変更するとなると、登録免許税も、相続時精算課税を使って贈与でもらうときよりも5分の1で済みますし、不動産取得税もかかりません。やはり贈与をすると高くつくことを実感。
では、相続となると、遺産分割協議で相続人間で話し合いができればそれでいいのかもしれませんが、それぞれの配偶者もいるので、揉める可能性もあります。
そうなると遺言書を書いてもらうのが一番よいですよね。
今は法務局で、自筆証書遺言の保管をしてくれますので、夫から義父に事情を説明してもらって、遺言書を書いてもらえることになりました。
さらに、相続税を少しでも軽減するために、もらう予定の土地について、毎年、少しずつ、夫と私名義へ贈与で名義移転をすることにしました。暦年贈与と言われる一年間に110万円までの贈与であれば非課税という制度を使って贈与するわけです。
具体的には、3000万円の評価がありますので、100万円分に相当する30分の1の持分を、それぞれ夫と私に名義を移します。
今はちょうど年末なので、今年の分を夫婦二人で200万円分(持分30分の2)を名義移転して、年明けにまた同じことをしてさらに持分30分の2を移転するのです。
それを暦年贈与ができるまでは毎年続ける。
亡くなる前、3年以内の贈与については、相続税に加算される制度が、7年以内の贈与にまで範囲が広がる改正がなされるようですが、元気なうちに、少しづつではありますが、名義変更を続けてもらって、長生きしてもらえたらいいなーと思っています。