40代子持ち母が転職活動して思うこと
40代後半にして会社を辞めた。
専門職なのにそれ以外の仕事の比重が大きくなり、その大変な仕事をやりつつづけるモチベーションが保てなかったこと、そもそも同じ会社に長くいられない私のダメな性格から。
人間関係に疲れたというのもある。強く言えば何でも通ると思っている上司と、他人を批判することでしか自分を保てない同僚、自分の思い通りに事が進まないと無理やり押し通す後輩。上司は声が大きい人間の言うことばかりを聞いてその場限りの対応。全体はみない、というか基本的に怠け者でめんどくさいことが嫌いで目の前の厄介ごとしか対応しない。仕事はほとんどせず、話を聞いてもらいたくて部下の邪魔ばかりをしてくる。
なんとか円満に進めようと周りのサポート役に徹してきたが、味方だと思ってた人達が上司に私が仕事をさぼっているとチクっているのに気づいて、もう何もやりたくなくなった。
まぁこんなことはどこの職場でもあり得る話。基本はこらえ性のない自分が悪いのだと思う。やりたくない仕事のためにもう頑張りたくもなかった。
退職理由はさておき、転職の話に戻る。結局元々専門職なので、専門職に戻ろうと思ったのだが、実際に手を動かしていたころから少しブランクがあるし、年齢も年齢でなかなか難しい。さらに子持ち母なのが厄介だ。
子持ち母が就職活動するのに一番のネックは就業時間と残業である。始業が10時から開始して19時終業、ちょっと残業して帰ってきたら20時半でご飯作って子どもがご飯にありつけるのは21時になるよね、そんなの無理です。9時から開始でも18時から1時間残業して帰って作って、20時ですね。子どもがおなかすかせて待ってる、かわいそうって言われる案件。でも企業はそれ普通って顔しています。
そもそも残業ありきで、20時間以内!とかアピールしていのがおかしいと思う。残業は基本なしで業務の分担を考えるべきでは?なぜあるのが前提で少ないことを売りにしてくるのだろう…。繁忙期には残業ありますならわかるんだけど。そういうところ日本人の感覚おかしいと思う。そして残業できない子持ち母が就職に不利になるのはひどいと思う。
あとは時短という制度。これは基本いままで普通に働いていた人が出産して復帰するときに使う制度になっているっぽい。転職してすぐに時短したくもさせてくれる会社は少ないし、最初から時短させてくれるような余裕のある会社に入れる人も限られている。
そもそも男性で時短でもいいんじゃないかと思うんだけど、周りの人はやってないからちょっと無理って言われました。まぁ気持ちはわからないでもないから強要はしないけど、そういう風潮なのは日本の問題だと思います、ほんと。
ある女性役員との面接で残業あまりできないと言ったら、旦那に頼めないのか?みたいなこと言われましたけど、逆にあなた様の家庭の状況を教えてくださいと言いたかった。どうやったら旦那に残業させず、自分が残業できるようになるのだろう。
結局、自分が残業したいなら、食事の準備を夜とか休日にすることになる。そして自由時間がどんどん削られていく。勉強もしなかきゃいけない業種なんですけど、いつ確保すればいいですかね?家政婦さん欲しいですね。そのためにもっと稼ぎたいですね。
子どもの面倒も見ないといけません。正直、子どもって言わないとなにもやらなかったりします。歯を磨く、頭を洗う、洗濯物を出す、宿題やる、毎日言わないと、なんでできないんですか?毎日テレビ見てゲームして、ほんとずるいわ。こちとら忙しすぎて死にそうなんですけど。
働いていない今はほんとにのんびりできて、ホッとします。昼間にテレビ見続けられる幸せ。前はテレビなんて何かやりながら細切れでみるものだったよ。
ただ、自分で税金、健康保険、年金を払うのはつらい。どんどん貯金がなくなっていく…。
毎日残業じゃなくて、無理せず働けるいい会社に早く入れるといいなと思いつつ、今日も山のような数の求人に応募して、山のようにお断りされる生活を続けています。