※閲覧注意 凶悪事件の話です。
「くそっ、あんなヤツやっつけてやるのに」
「勝てるの?」
「死ぬ気でやるから勝つ」
事件のあとの娘とのやりとり。
そして今日、長野駅善光寺口に降り立った。
出張先に向かうとき、先月の通り魔事件の現場の前を通った。
もしも今、歩いているところを後ろから刺されたら防ぎようがない。
卑怯、卑劣極まりなく、人間の所業とは思えない。
事件現場に設置されていた献花台は撤去され、事件を連想されるものは何もない。
ただ
7、8人が適当な間隔を空けてバスを待つ姿だけが、何度も見たニュース映像と同じだった。
2019年5月28日の朝、登戸駅の近くでスクールバスを待つ小学生や父兄が2本の柳刃包丁を持った53歳の男に襲われ、2人が死亡、18人が負傷した。
そこは同じ年の3月末まで毎朝通勤で通っていた道。
そのときも、刺し違えてでも犯人をやっつけてやりたいと思ったけど、犯人は犯行後に自殺。
実際に居合わせたら、ガクガク震えて見ているだけかもしれない。
それどころか、ダッシュで逃げ出すかもしれない。
それでも
そんなヤツに出くわしたらやっつけてやるといつも思っている。
一生に一度あるかないかだろうけど。
たくさん格闘技を見てきた。
ブルース・リー、ジャッキー・チェン、ジェット・リー、リーアム・ニーソンの映画もたくさん見てきた。
見てるだげで何もやってない。
それでも
相手が刃物を持っていても勝てる、きっと勝てる、たぶん勝てる、ひょっとしたら勝てる、負けても時間稼ぎぐらいにはなる。
そんなときはデカイ人間の出番だと思っている。
半世紀以上も生きたからもう十分だし。
ボクシング、柔道、レスリングが体重別なのは、体重が重いほうが有利だから。
腐れ外道にヤバいオヤジがいることを知らしめて、人様に手を出すことなんて考えつかないようにしたい。
それよりも本当は
一生を懸けても償えない取り返しのつかない悪逆非道なことを仕出かす前に、自分自身を葬りさえすれば、同情されるだけで済むのだから、第一に自分を消してほしい、と心底思っている。
秋葉原無差別殺傷事件を題材にした曲
長野の冷たい空気を吸い、被害者とご遺族の無念さを考えたら、怒りがこみ上げてきて、書かずにはいられなくなった。