ソング
おぼえたての指の位置を
毎秒毎秒さがしてる
ぼくがいま1つの部屋でつくる
つたないこのSongは
誰かがいつか
どこかで口ずさむのだろうか
自信よりも不確かに
不安よりもまばゆく
そんなふうに思ったけど
おぼえたてこの街の暮らし
遠くのきみを想い出す
あの頃のあの笑顔
少し甲高いきみのこえ
散らかった部屋が問いかける
なんで楽に生きれないの?と
時計のはりは助けてくれない
ずっとこのぼく焦らせるだけ
歌を歌おう
それだけで
解決することなどないけれど
君のうたを
口ずさむ
それも1つの生活のかたちさ