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【御礼】note一周年です

私がnoteに初めての記事を投稿をした日から、2024年8月18日でちょうど1年になります。

8月18日は特別な日で、初投稿の1年前、2022年8月18日は彼の四十九日法要、納骨の日。忘れもしない、この日も不思議な日でした。この日の思い出もそのうちに書きます。そしてその1年前の2021年8月18日は、彼の白血病入院治療4クール目の退院後に初めて会った日で、私たちの恋人としてのお付き合いが始まった日だと思っている日です。

818が縦に並び、この一年間で第89話まで投稿しました。どうせなら88話にすればよかったですね。

集中的に連投するときもあれば、ぱたっとしばらく黙り込むときもある気分屋な投稿頻度は、読んでくださる皆様には甚だやりづらいでしょうが、あまりに私らしくって笑ってしまいます。私って、そんなやつです。例えば稲刈りをするとき、自分の前の4列を刈ろうと決めたらその4列を刈り進めて行くのが普通のやり方ですし、それができるのが普通だと思うのですが、私はなぜか、手当たり次第に目にした株を刈りながら自由にどこかに行ってしまうので、稲刈り仲間にはよく笑われました。自分でも笑ってしまいます。ですから、ご心配には及びません。

これまでに紡いだ言葉は、魂が震えて零した言葉だなと感じます。そりゃあ、もっと美しくて深みのある文章や、うまい!と唸らされる文章を読み、そのリズムが体に染み込んだ後に自分の文章を読むと、その荒さに幻滅もしますが。それはそれとして、彼との日々をなるべくありのままに忠実に再現しようと、今の自分が挑み、選んだ言葉は、どれも「この言葉でなければならなかった」一語を置けてきているんじゃないかなと感じています。

私がしていることは、冷静に見たら狂気の沙汰です。自分でも時々、冷静になって、「なんで私、こんなことしているんだぁ?」と青ざめてばかりなのです。冷静な自分と格闘し、どうにか勝ち続けながら書き進めています。今はこの世にはいないとは言え、これだけ赤裸々に二人の秘密を書くことを許している彼の寛大さにも敬服してしまいます。

マリが人生の半ばで出会い、まるで魂の片割れのように惹かれて愛し抜いた人が、たったの1年2ヶ月を駆け抜けるように、どんな愛とメッセージを残していったのか。一切の創作も誇張もなく、ありのままに淡々と描いています。完全ノンフィクションなので、最後に何のオチも準備しておりません。記憶の中にあることをなるべく全て記しておく「記録」の意味合いが強く、そういう意味で作品以前のものなので、本来ならば公表するようなものではないかもしれません。

そして、私だったら、他人様の亡くなった彼氏の思い出に対して、そんなに長く興味を持ち続けることができない、とも思います。私のnoteを初めから通読してくださっているかたには、感謝という言葉では言い尽くせない思いがあります。お名前を書き出そうかとも思いましたが、抜かりがあるといけませんし、プレッシャーになってもいけませんので書かずにおきます。その他にも、下から順番に読み進めてくださっているかた、時々様子を見に来てくださるかた、気にかけ応援してくださるかた、マガジンに納めてくださるかた、通りがかってリアクションを残してくださるかたなど、出会ってくださったすべての皆様に感謝します。それぞれの出会いの濃淡で、彼も微笑みかけていることでしょう。

2年目もこの調子で続きますので、気が向いたらお付き合いをよろしくお願いいたします。

2024年8月18日
鷺行美

※ヘッダー画像はめぐすりさんよりお借りしました。ありがとうございました。

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