休職日記 言えた!
子どもの頃からイヤというのができない子だった。
鬼ごっこやドッジボールは恐怖以外の何物でもなかった。他人にボール当てるより、当てられてさっさと外に行きたかったし、ハンカチ落としとかあれ、嫌がらせ?嫌いな人告白ゲーム?と子どもながらにひねくれた考え方をしていた。幼稚園では絵本棚かお絵かきコーナー、モルモットの小屋などが定位置だった。
今回休職に至ったのは業務のキャパオーバーもあるけど、何よりきつかったのは上司の一人のパワハラだった。
最近まで家族にも担当医にも細かい部分は言えなかった。診断書とかに「某氏のパワハラによる鬱」とか書かれたら転職しかなくないか?復職どころか退職金も出なくなるのでは?とかアホなことをかなり真剣に考えてたからだ。(考えたらパワハラなんてワード出たら会社ももみ消しに躍起になるよなぁ)
でもカウンセリングやリワークが始まり、心がここは安全と感じられると意外とするっと本音が思わぬ形でだせるものだと思った。グループ討議(というかかなりリラックスした雑談)で仕事の異動の話が出たとき、つい口をついて出てしまったのだ。
「40代も後半になると心身変化するし、新しい環境って自分から志願しても辛いんですよ。私、ことあるごとに、上司に『もう何年め?』(いやこの仕事は全くはじめてなんだけど)とか『メモ汚い』(早口過ぎて聞き取れないし、もう一度というとさらにキレるし)とか毎日言われて、休んで、最初はすごーく罪悪感あったけど、少なくとも相手と物理的に離れるのは大切だと思いました。配置転換もできたらとことん、リワークで自分研究してできるだけ経験した中で得意な分野に行くのがいっかなぁと思ってます」とポロッと言ってしまった。
今日は朝から頭の中、シャリシャリ音がしてるし歩くとフワフワするけどなんか勢いで言ってしまった。変なハイテンションで言ったのなら聞いてくださってた方たちには申し訳なかったな。反省?
でも本音、出せる場所は大事だなぁ。
ほぼ初対面なのに聞いてくださった方々には感謝してもしたりないけど言えた自分に、ちょっと進めたねと思った。