「双子ベビーカーバス乗車拒否」について双子ママが感じたこと
先日、双子ママである大山加奈さんのブログ「バスに乗れなくて泣いた日」がニュースに取り上げられていました。
双子用ベビーカーでバスに乗ろうとしたら一台目はスルー、二台目は運転手さんに助けてもらえなかった、との話。
以前も似たようなニュースがあったので、またか~と思ったのですが、今回の件でびっくりしたのがヤフコメとTwitterのコメント。
みんな、冷たい!笑
「わざわざバスに乗るな」「タクシー使え」双子育児経験者のママですら「双子ベビーカーじゃなくて抱っこと一人用ベビーカーで乗るべき」などなど、双子ベビーカーでバスに乗ろうとすることがそんなに悪いことなのか!?と思わずにはいられないコメントの数々に心打たれそうでした。
前回ニュースになった時は自分が双子ママになる前だったので「大変そうだな~」と思ったくらいですが、今は双子を育てる身としてこのニュースは他人事には思えない話。色々な方のコメントをみて、なんて世の中は冷たいんだろうと悲しくなりました。
双子連れの外出は本当にハードルが高い
双子を出産してから、双子を連れて外出するハードルの高さに驚いています。
・出かける前の準備
・荷物の多さ
・同時泣きの恐怖
全てが2倍の労働。
そしてまだ、双子を連れて1人で買い物をしたことがありません(現在生後4ヶ月)。
単胎児のときのように、気軽に抱っこ紐に入れてさぁ出かけよう♪というのが出来ないのです。ちょっとした散歩ですらかなり気合が要ります。
意を決してバスに乗って出かけよう!とせっかく腰を上げたのに、バスにスムーズに乗ることが出来なかった大山さんの気持ちを考えると、自分にもあり得る話なので本当にせつなくなります。
世の中そんなに冷たくない
そんなニュースに心痛める反面、わたし自身は子連れで嫌な思いをした記憶があまりないのです。
まだ双子ベビーカーで電車やバスに乗ったことはありませんが、1人目の子どもの時に、1人用ベビーカーで電車やバスに乗った際は助けてくれる人が沢山いました。
混雑時の電車に乗った時は舌打ちされたり、迷惑そうな顔をされたこともありますが、毎回ではありません。
助けてくれる人が沢山いました。
ネット上を徘徊していると、どうしても子連れに冷たいニュースばかりが目に入りますが、基本的に悲しい話はニュースになるのに、助けてくれた話はニュースになりません。
ベビーカーでバスに乗ろうとしたら誰かが助けてくれた
こんな話はニュースにならず、イヤな話ばかりがネット上を駆け巡っているので本当に子連れで外出するのが恐ろしくなってしまうレベルです。
双子ベビーカーについても、バスの乗車拒否はニュースになりますが、きっと全国どこかを探せば真摯に双子ベビーカーの乗車を助けてくれているバスの運転手も普通にいると思います。
最近、双子用の横並びのベビーカーで外出したり(散歩程度)していますが、今のところ嫌な顔をされたことはありません。電車にも一度挑戦しましたが、とりあえず事件もなく乗ることが出来ました(1人で乗る勇気がなかったので友人同伴)。
これから、行動範囲が広がっていくにつれて嫌な顔をされたりすることも増えていくかもしれません。
それでも、助けてくれる人もいると思うし、そんなに嫌な事ばかりが起きるわけではないと思っています。
ヤフコメやTwitterに支配されない
大山さんのニュースが取り上げられた時は、Twitter上でも沢山の双子ママの意見や感想を見かけました。
外出するのが怖い・・・
双子ママに人権はないのか・・・
もうTwitterを開くのがイヤだ・・・
などなど。
そんな風になってしまう気持ちもわかるのですが、一部の暗いニュースばかりに支配されることなく、実際はやさしい人も沢山いることも忘れずに過ごせたらいいのかなと思います。
ただでさえ双子連れの外出がしにくいのに、ネットのコメントに支配されてしまったら死ねと言われているようなものです。
もうすでに、瀕死状態で多胎育児に奮闘してるのにっ!!
単純に「困っている人がいたら助ける」というシンプルで単純なことが当たり前な世の中になっていけばいいのにな~と思います。