詩「思考ノ熱」

金の烏の羽ばたきよ
我
熱を放ち
脳より駆け巡る

縦横無尽に
何よりも
自由に

熱き想いで
溶けぬよう
必死に形を保ち
誰かの魂に届くよう
切に願いながら
我の言葉に
生を吹き込む

思考ノ熱に灼かれながら
熱の波に
呑まれぬ様に
我を見失わぬ様に
現在地に印をつけ
炎の山の頂きを目指す

不可能を可能にする為
未知の世界に
戸惑わぬ様に…
方角を定め
今日も
己を越えていく

我の思考が
いつか
至高に変わる
その瞬間ときまで