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詩「雅」


太陽が昇り
暗い世界を一斉に照らす
陽の光が
新しい一年の幕開けを教えてくれる

瞳を閉じて
自分の胸の高鳴りを聴く
(自製の旋律を…。)
太古の昔から続く
雄大な自然に包まれて
今日こんにちの私が此処にいる
地球の一片に刻まれている自分の形を感じる
(莫大な大きさの中のほんの小さな一部。)
一瞬でも此処にいられて良かった

この喜びは
昇りゆく火龍の様に
果てしなく際限がない
どこまでも
どこまでも
空の果てを目指し続ける
地上に歓喜の鱗をばら撒きながら
数々の大地に奇跡を起こす
我々は、それを目撃し続ける
その恩恵を歴史の一部に変化させて
時代の巻き物に刻まれる

自分という個の存在を
変革するのなら当年だ

太陽の光は変化する
己の心が感じるままに
其々のまなこに刻まれる
この輝きは
人の目にどう映るのか
世界中の人々の心の胎動よ
一人一人の懸命な生き様よ
嗚呼、

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