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詩「シャボン玉、ふわり」


七色に輝いて
ふわふわ宙に浮いている
酷く曖昧な
わたし

強く触ると壊れてしまうから
一瞬で弾けて消えてしまうから

他人ひとにどう見られているか
どう思われているか
分からなくて
おどおどしてしまう
いらないって弾かれた時は
一生懸命に呼吸しているけど
深い海の底にいる様に
息がしづらい
私の頭上には
白くて透明なクラゲが
ぷかぷか上手に漂っているのに
自分を一つで括られている時は
胸がソワソワする

一人で立って歩かないといけないのに
一人じゃ立っていられない

そんな時
親切すぎる
あなたに出会った

シャボン玉は
いつかは弾けて消える
他人ひとにとっては一瞬でも
わたしには酷く長く感じる

あなたの優しくも
潤んでいる
その眼差しを
苦しい胸に刻みつける
特別な
この
はつ恋を永遠に忘れない為に

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