詩「三分後」
銃声がして三分後
僕は
アレが
何の音だったかすら
覚えていないだろう
僕に関わる事のない音は
静かに削除される
僕に関わる事のなかった出来事は
全て
葬り去られる
僕が
吐き捨てた
ヒドイ言葉は
君の中だけで処理されて
僕には
一切
伝わってこない
全ての悲しみは
僕の中で
ノーカウントだ
もって
せいぜい
三分
その中で
どれだけの思いに
気付けるのだろうか?
さて
今、考えた事は
果たして
何だったのだろう?
全てが
意味を持たなくなる
三分後
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