トランスフォーマー ONE /映画レビュー(ネタバレ有り

圧倒的完成度とハイクオリティなCG

トランスフォーマーの始まりを描く本作、豪華な声優陣にハイクオリティなCG、引き込まれる圧倒的完成度のシナリオ、トランスフォーマーシリーズの中でもテンポよく尚且つ一番感情輸入してしまう作品でした。

トランスフォーマーシリーズのお約束は人間の相棒がおり人間のドラマを軸にしてそして人間の喜怒哀楽を通して人間に感情輸入させてアクションはトランスフォーマー達にやらせる作りです。

しかし、今作はオートボット、ディセプティコンになる前、労働ロボットでいるオプティマスとメガトロンの友情と確執をしっかり描いておりセンチネルプライムというトランスフォーマーの母星、サイバトロン星を支配するトランスフォーマーとの戦いを通して二人が敵になる苦悩に感情輸入させることに成功させています。

オプティマスとメガトロンのオリジンとは？

映画の導入で描かれるサイバトロン星に息を呑みます。

そこに現れる二人の労働ロボット、オプティマスとメガトロンの姿は仲睦まじくお互いがお互いを支え合う姿は今まで描かれてきた対立した姿とは全く違う関係性です。
オプティマスはどこか頼りなくメガトロンはしっかりしているもののオプティマスの陽気でどこか希望に満ちた生き方に頼って生きています。
サイバトロンの鉱山で2人力合わせて労働ロボットを助けるシーンは非常に印象的でした。

オプティマスの原点

サイバトロンはその昔、クインテッサ星人とプライムと呼ばれる最強のトランスフォーマー達の長きに渡る戦争に打ち勝ったがプライム達の持つサイバトロンに恵みをもたらすサイバトロン星の秘宝、マトリクスは消え去ってしまいます。また、マトリクスはプライムの意志を宿しています。このプライム達の意思を持つマトリクスこそがオプティマスの原点です。

メガトロンの原点

次にメガトロンの原点はメガトロナスというプライムです。
メガトロンはプライムと呼ばれる英雄の中でも特ににメガトロナスというトランスフォーマーがお気に入りです。
メガトロンという名前はメガトロナスの影響からきたもので体にメガトロナスのステッカーを貼るくらいで元々はサイバトロン星の英雄達(センチネルも込み)を尊敬していました。

そして

二人は共に伝説のプライム達を背景に新しい人物像へと変化します。
そのきっかけはオプティマスとメガトロンがセンチネルプライムの真実を知ったことでした。

プライム最後の生き残りアルファトライオンその声優は玄田さん…!?

なんとオプティマスは中村さん、惑星サイバトロンの伝説のトランスフォーマーアルファトライオンには玄田さんが声優として出演しています。
オプティマスへ受け継がれるプライムの意志、アルファトライオンが出てきた時の迫力ある声にちょっと感動しました。
ついでに物語の柱となるセンチネルですがピッカピカの金色でマイケル・ベイ版のトランスフォーマーに出てた赤のイメージから全く違い若々しいです。
多様な武装を持ち滑空能力もあるのでマイケル・ベイの時のジジィとは全然違うハイスペック、更にメガトロンと比較しても今回はメガトロンより普通に強かったのでシリーズ最強のセンチネルなのではないかと思います。※アニメは見てないのでわからないからマイケル・ベイ版しか比較してません。

-最後に-

映像が凄くて正直IMAXで見たかったなぁと見ながら感じた作品でトランスフォーマーシリーズの映画は大体見てるんですが一番好きなのはたぶんこの作品だと思います。
劇場では子連れや昔トランスフォーマーを見てた若い男性客がいて映画を観終わった後は皆満足そうに帰っていきました。
内容的には子供は凄く楽しめます、アクションシーンも豊富だしシーンがテンポよく切り替わるので劇中でお話するような様子は見られませんでした。
大人になってトランスフォーマーをまた見に来た人も懐かしさと同時に少し寂しさを感じる終わり方にまたトランスフォーマーシリーズを見返したくなるのではないでしょうか？
凄くオススメな映画です！ついでに自分はトランスフォーマーシリーズを見返したいと思います。

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