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【続いてる写経 811日め】〜メーテルって結局何者なんでしょうね

杉並アニメーションミュージアムにて、『銀河鉄道999展』を観てきました。
このミュージアム、東京工芸大学附属施設で、アニメの現場体験(アテレコ、原画書き)もできるし、エヴァなどの人気作品のフィギュアが展示されていたり、DVDを個人ブースで視聴できたりする充実の内容。
なのに、無料。太っ腹でございます。

今回の展示は、懐かしの999。TVシリーズの最初と最後の話の上映をしていました。
しかも最終話を先に上映するという、、。
ストーリーを知らないちびっ子たりにはネタバレではないか。

ザ・松本零士なポスター

初回は改めて見ると、25分の中に要素ツメツメで、
・地球上の格差社会(機械化人間になれる金持ちと貧乏人)
・宇宙には機械の体をタダでくれる星があると噂が貧乏人の中で流れる
・銀河鉄道999に乗ると、その星に行けるらしい
・999に乗るため、主人公星野鉄郎は、母と一緒にメガロポリスへ向かう
・道中機械伯爵の”人間狩り”に母は殺される
・鉄郎は謎の美女メーテルに救われ、一命を取り留める
・メーテルが鉄郎に999のパスをあげるから一緒に連れて行ってとオファー
・鉄郎はメーテルのオファーを受け、また機械伯爵の居場所を知り復讐
・何とか駆け込みで999に乗って地球を脱出・・・

鉄郎が機械化人間とはいえ、いきなり銃を駆使して、大殺戮していたのに気づき、ちょっとびっくり。
あと、母とメーテルの真っ裸も出てきますからね〜。
今なら問題ありの表現かなあ、って思っちゃいました。

以降、999の話をネタバレモードで書きますと、
鉄郎は旅の途中で、機械化人間に疑問をもち、その拠点となる星を破壊することを決意。

実はメーテルは、機械化人間の星・女王プロメシュームの娘、つまり王女様。
その機械化人間の星に、意志の強い少年を送り込むのがお仕事。
その星の重要部品を調達・供給していた、実は恐ろしい女性でございます。

ですが、メーテル自身も最後は鉄郎に感化され、プロメシューム破壊工作に加担するのですよね。

メーテル自身も機械化人間らしいのに、自分の星を破壊したメーテル、どうやって生きていくんだ?と、ずっと疑問です。

TV版では最後、メーテルは鉄郎と別れて、また別の少年と旅に出るのですが、機械化帝国は破壊されたのに、「どこに連れていくんだ?」とまた疑問が深まりました。

実は999、映画版続編で話は終わってなかったらしく、その後日譚や、メーテルが鉄郎に会う前の話など、
「メーテル何者?」「その後どうなった?」
疑問に応える作品が、『メーテルレジェンド』など2000年代に作られていた模様です。

気にはなる。。

それでも、
「メーテルとは青春の幻影」って最終回のナレーションを聞くと、映画版「999」の2本で終わりにしておくのが美しい気がしました。

会場には、ジオラマで999の車内と、実物大メーテルと車掌さんがいましたが。

車掌さんは大きい
メーテル細い
実は中身がない設定の車掌さん

どっちも実際にいたら怖い・・。
やっぱり、メーテル、アニメの中の美女でいいと思ったのでございました。

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