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【続いてる写経 1011日め】〜2025年から、日本の社会は変わっていく?

中学3年生のわが子、公民の授業で、日本の将来について考えを述べるプレゼンが行われ、みんなしっかりと日本の問題点をとらえ、課題意識をもっていて感心したのだそう。

けれども、
「『日本が良くなる』と思っている人は誰もいなかった」
そりゃそうだよね…。

”検討”するわりには、”増税”は即決する総理大臣の下に生きなければいけないのだなんて、はがゆい。

なんで、ウチらに押し付けるの?

って若い世代ならば思うよね。
上の世代に勝手に決められて、その負の遺産の上に生きなければいけない。
原発しかり、国債しかり、増税しかり…。

ワタシが今若かったら、外国に行ってしまうというのは検討するでしょう。
けれども、海外に行ったからといって、どこがベストかというと、どこも盤石とも言えない。

であれば、日本に留まってチャンスを狙うのはアリかと思われます。
何せこれからの日本、若者は希少な存在となるわけです。

最近、そのような”希望がもてる”意見を発見しました。

ユーグレナ社長の出雲充さんのインタビューです。

約2年前のインタビューで「日本社会には変革する意思がない」といっていた出雲社長が”変節した”というのが興味をひきました。

出雲氏:日本は2025年を境に変わるんですよ。そして国際競争力で世界一に返り咲きます。知っていました?

出雲氏:労働力人口のうち、00年以降に成人を迎えたミレニアル世代や、その下の世代の人数が25年に半数に達し、以後、過半数を占めるようになります。彼らはデジタルネーティブで、環境意識も高い。デジタル技術でビジネスに変革を引き起こす「DX(デジタルトランスフォーメーション)」や、脱炭素社会を目指す「GX(グリーントランスフォーメーション)」、さらには産業をつくり替える構造改革など、社会をよくすることなら全部やりたいのがこの世代です。

 評論家の山本七平さんが、1977年発売の著書『「空気」の研究』で論じたように、日本は「空気」が支配する国です。ミレニアル以降の世代が過半数を占めるようになれば、彼らが醸し出す空気があっという間に日本中を支配し、一斉にDXやGXが始まります。

https://business.nikkei.com/atcl/gen/19/00371/

なるほど、人口のマジョリティが変わっていけば、社会が変わる。
その結果社会が醸し出す「空気」が変わる。

日本が競争力を維持できる、ベースとしてあげていることは、

出雲氏:一方で欧米先進国のミレニアル以降の世代は、移民や格差の問題で意見の対立が激しい。過半数の勢力になっても、分裂してしまっており、社会全体を一つの方向に導くことができません。その隙に日本は欧米を追い抜いて、世界最高の国になります。

同上

さらに、国際的な意識調査を見ると、日本は主要国の中で「自分で国や社会を変えられる」と思う若者が極めて少ない記者の反論に対して、

出雲氏:日本の若者は賢いのです。現状では多数決をしても年配の世代には勝てません。そんな状況下でデモなんか普通、参加しないでしょう? 25年以降に本気を出すんです。今はね、エネルギーを余計なことに注ぐのがもったいないのです。欧米はミレニアル以降の世代の割合が日本より大きいので、社会を変えられるチャンスがある。だから積極的に政治参加しているんです。

同上

なるほど。今はまだその時じゃないだけ。
確かに勝てない勝負に「エネルギーを余計なことに注ぐのがもったいない」って思いますもんね。

出雲社長ご自身、1980年生まれと、社長世代としてはお若い。
このような考え方のトップが増えれば、変わっていけるかも?

2025年までの、この数年間は変節期。
もうちょっとの辛抱?
若者の親たちも、まったりしてる場合ではないね。



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