【続いてる写経 1018日め】厄除け祈願の炭ひろい@浅草寺
1月18日初観音(年最初の観音様ご縁日)は、浅草寺様に行こうと計画してました。
HPで調べてみたら、初観音の浅草寺様では、温座秘法陀羅尼会(おんざひほうだらにえ)という、1年でも最も厳粛な行事の最終日なのでした。
行事の進行は以下の通り。
というわけで、17時目がけて、仕事帰りに行ってみました。
本堂にたどりついたものの、中の法要は外からはあまり伺うことができませんでした。じっと周囲の人の動きに合わせて様子を見るのみ。
本堂にお参りする人は後を絶たず、外国人観光客も多くなってました。
気になったのはそのお参りのスタイル。
多くの人が、二礼二拍手していくのです!
その大多数は日本人であると思われます。
あるカップルの会話は、
女子「ねえねえ、ここ、神社でいいんだよね?」
男子「・・・う、うん」(自信なさそう)
そして2人は弱めに柏手を2回打ち、お参りして去っていきました。
ここは浅草”寺”なんだけど…。あの雷門の赤い門が鳥居みたいに見えるんでしょうか?
多くの人が浅草寺を神社と勘違いしているのか、お寺のお参りも神社と一緒と思っているのか…。
神社にはお参りの仕方として、「二礼二拍手一礼」の看板があって、浸透しているからなのかもしれません。
お寺でのお参りが、お辞儀だけだと”静かすぎる”ので、手を叩きたくなる気持ちはわかりますけどね。
でも、浅草”寺”くらいは認識してほしいわ…。
そんな感じで、背中に多くの人のお賽銭の音と、時折二拍手の音を聞きながら、かすかに本殿から聞こえてくるお経が終わるのを待ちます。
実はHP以上の情報を何も持たずにきたため、この後の展開がよくわかってません。そんな時、隣にいた人が「これ何やってるのかしら?」と、檀家さんらしき女性に尋ねてました。
「これは陀羅尼会と言って、時間がきたら明かりが落ちて、ここから松明を持った鬼が出てきて、厄払いに歩くのです。その炭を拾うと厄除けのお守りになるんですよ」
と、詳しく解説してくれました。
そうなんだ〜、炭拾うのか〜。教えてくださりありがとうございます!
そして、少しずつ本堂の扉が開かれ、、そろそろか?と思われた瞬間。
ガシャン !!!
ライトが全部落とされ、本堂が真っ暗となりました。
そしてウワサの鬼が松明を持って登場!!
か、かっちょいいい…。
痺れました、この演出。舞台の暗転みたい。
そしてここから参列者によるカオスの幕開け。
鬼の撮影のため、スマホを高く掲げ追いかける人たち。
鬼の炭を拾うため、地面を這うように歩き追いかける人たち。
人々の姿、”あさまし”。
客観的に見ると、結構おかしい…。
炭拾いのベテランさんは、お箸をもち、容器を手にしてます。熱いから直接手では触れないため、準備されているようでした。
ワタシはというと、とりあえずティッシュを掴み、それらしきものを拾っていきました。
撮影と炭拾いの両立は難しい…。結局鬼のお姿はほとんど撮影できず。
けれども一応戦利品の炭はゲットできました。
鬼は銭塚地蔵堂へ向かい、餓鬼に捧げた供物が投入された穴に、松明を投入して終了でした。
いや〜、面白かった…。
護摩とか、火を使うものはやっぱり興奮しますね。
炭もなんとかゲットしたし。来て良かった、よかった。
と思って家に帰って拾ったティッシュの中身は…。
玉石混交。