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【続いてる写経 747日め】〜絵に描きたい美しいものとは
わが子の美術の次の課題は、"美しいもの"。
しかも日本の絵の具を使って、色紙大の紙に描くとのこと。
(そんな凝った画材まで使ってるのですね、最近の授業は)
美術なんだから”美しいもの”、なんて当然じゃん〜。
と思ったんですけど、実際に考えてみると難しいのでした。
テーマで何を描くかは、
自分が美しいと思っていて、
かつ、
他の人も美しいと思えるもの
ってことなんですよね。
ひいては”美”とは何かを自問することも必要な課題。
悩んでいる本人と一緒にいろいろアイデアだししました。
美しいもの。
はて、果たして絵にするに値する美しいものって、なんでしょうね?
美しい人を描くとしたら、
・好きなアイドルとかスター
かもしれませんが、好みわかれそうだし、テーマとしていまいち感。
では、同じく愛しい存在である
・ペット(犬猫)
これもどちらかというと、”カワイイ”になってしまいそうなので、美しいというのとは違う気がします。
本人はチーターが描きたいらしいですが、”美しい”ことを表現するのが難しそうなので、迷っているそう。
ワタシ自身が真っ先に浮かんだのは先日観た、唐招提寺の仏像(トルソー)と浄瑠璃寺の吉祥天女像。
でも、こうした美術品だと、似せて描くことが必須となり、本物超えられないから、対象としては難易度高いです。
他の美しいと思ったものを、スマホで撮った写真みて探してみました。
空、雲
朝陽。夕陽
海、山々
花々
鳥、魚
・・・結局、”花鳥風月”系でした…
昔から絵の題材になっていたものって、考え抜かれた結果のテーマだったんだなぁ、と改めて認識した次第です。
あと、入れたいとしたら赤ちゃんとかかしら。
母子像もテーマとしてはいいですよね、文句なしに美しいです。
何にせよ、美しいものを、絵として表現するのは、
・美しいと思った理由と、共感を訴える力
が描かれていないといけないのですね。
なので”花鳥風月”が題材となってきた背景には、
自然美がわかりやすく、共感を得られやすいから
だったのかもしれません。
何かしら人の心を動かすからこそ、美術品は価値があるわけで、
心を動かすものが、共感だけではなくて、驚きや喜怒哀楽でもいいのだとは思います。
ただ、テーマが”美しいもの”、ならば、共感を得られる題材がいちばん表現はしやすいのでしょう。
あらゆる芸術作家の、想いに寄り添うきっかけをつくるいい課題ですね。
大人のガチガチになった感性も、ゼロポイントに戻りましたよ。
さて、ウチの子は、何を描くんだろうなあ。。