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【続いてる写経 1468日め】『中尊寺金色堂』展、スケール感、記憶と違った
東京国立博物館で開催していた『特別展 中尊寺金色堂』。
わが子を連れて行きたかったので、会期ギリギリ夜間会館日。
本館のブース一部屋なので、展示内容はコンパクトでした。
が、内容はすごかった。
・金色堂にある中央壇上の国宝仏像11体、まるっと見られる
・原寸大の8K映像が体験できる
・そのほかの中尊寺国宝も一挙展示
平泉の中尊寺には2回行った記憶があります。
が、ガラスケースの中の遠くに仏像が見えるなあ…程度でした。
大事にされすぎてて、かえってその価値がわからない。
遠すぎてよく見えない。
そんな印象しかなかったのです。
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ところが、この会場では身近に仏像様がガラスケースに入って、360度眺められる!!
しかも見たい放題、時間制限なし!!
そして、あらゆる角度から、じっくりと眺められるのです。
展覧会で仏像を観られる良さは、まさにこれ。
太っ腹というか、気前いいというか。。
仏像様たちが展示され疲れにならないか、心配になるほど。
いつもは正面からしか見られないお姿、違う角度から見ると発見多数。
最近お気に入りの地蔵菩薩様は、6体ともそれぞれ個性があり、頭の大きさや体格が異なるのもわかりました。
体型に合わせて衣のヒダの垂れ方も違う。芸が細かい様子がわかりました。
阿弥陀如来像の脇侍である聖観音菩薩様と勢至菩薩様は、横から見ると鼻の形に特徴があり、少し平たいのです。その鼻がクールさを醸し出してるように思えました。
ただ、これらの仏像、最初に見てびっくりしたのは、
思ったよりも小さかったこと。
現物も観ていたけれども、スケール感が全然わかってませんでした。
もっと見上げるような大きさだったように記憶してたのですが、
どれも抱えられるほどの、愛らしい大きさだったのです。
一体どのように展示されていたのか。
なぜそう感じたのか、仏像の存在が大きく見えたのか、単に遠すぎて感覚が掴めなかったのか。。
今度は中尊寺に赴いてご対面したくなりました。
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今回の展示、もちろん仏像がメインだったのですが、写経をしている身としては、国宝の写経にも感激でした。
金字と銀字を交互に使った『紺紙金銀字一切経』。
銀はすこし褪せているものの、金字は綺麗に輝いてました。
そして『金光明最勝王経金字宝塔曼荼羅』は、クレイジーな作品。
経文の細字を線とし、絵を描いているのです。
こちらに写真とご紹介がありました。
全部文字ですよ、この宝塔。。
なんという集中力でしょうか…しかも一発勝負ですからね。
どれだけの時間と労力をかけて完成させたのか。。
気が遠くなりました。
信心深さのなせる技でしょうか。
というわけで、いいものたくさん拝見いたしました。
トーハクの特別展は、外せませんねえ…。
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