
【続いてる写経 1275日め】”こうやくん”からのお手紙の中身は?
ポストから郵便物を取り出すと、
かわいい顔がのぞいた。
こうやくん!!

”こうやくん”は高野山開創1200年記念のときのキャラクター。
”こうやくん”は平面でも、立体になっても可愛く、完成度高いゆるキャラ。
高野山では最中にもなってます。

で、こうやくん封筒に入っていたお手紙というのは、高野山山林部からのニュースレターでした。
献金をどう使ったか、高野山でのイベントのレポートなどが載っています。
今回紹介されていたのは、壇上伽藍に植えられている”倒指しの藤(さかさしのふじ)”。
この藤棚を修繕したというお話。
この藤は、平安時代に活躍した高僧・祈親人定誉(きしんしょうにんじょうよ)ゆかりのもの。
上人が夢で奈良の長谷寺観音様からお告げを受け、長和5年(1016年)に高野山に登ったときのこと。
当時落雷の被害で荒廃していた高野山の無惨な姿を悲しみ、高野山の再興を誓い「願掛け」として藤を地面に逆さに植えたのだそうです。
すると不思議なことにこの藤はしばらくしてから芽を出し、高野山も再興の兆しがあらわれたのだそうです。
この話は存じませんでした。
高野山は落雷が多くて、伽藍も何度も焼け落ちていると言いますね。
この祈親上人さまは、『法華経』を深く信仰していらしたそうで、「持経上人」とも呼ばれたそうです。
それで長谷寺の観音様からお告げがあったのですね。
前回長谷寺参拝後、高野山へ向かったので、祈親上人ゆかりのルートだったことを知り、感慨深いです。
もう一口、献金いたしますか。。という気になりました。
さて、高野山といえば、同じく壇上伽藍にある「三鈷の松」が有名です。
空海さんが唐に留学しているときに、日本で密教を広めるための拠点はどこがいいか、相応しい土地に届くように飛ばした三鈷杵。
それが引っかかっていたのが、現在の壇上伽藍のそばにある松の木だったと言われております。
どんな投げ方だよ…。
この松、参拝者に大人気。
というのも通常は2本の松葉の中に、3本のものがあるのです。
この三本松は金運上昇とか、開運のお守りになると言われてます。
四つ葉のクローバーの松バージョンみたいな⁉️
そんな訳で、松の周りでは、いつも参拝者が地面をじっと眺めて三本松を探しています。
ワタシは残念ながら、現場で見つけたことはありません。
しかし、入手できたのです‼️
実は、高野山の参与会に入会すると、記念品としてパウチされたものが送られてくるのでございます。
なので、確実にゲットしたい人は、
高野山参与会に入るべし!!
です。
文化遺産としての高野山の寄附も兼ねて、おすすめします。