【続いてる写経 1506日め】リアルに1000本の手を持つ、”千手観音様”どこに?
旅に出るたび、毎回”ひっかかるもの”に出逢います。
”ひっかかり”とは、ワタシの探索欲求を沸かせるものです。
それが次回以降の旅のテーマになったり、他のテーマとつながったりするのです。
今回の”ひっかかり”の一つは、葛井寺の千手千眼観世音菩薩様でしょうか。
リアル千手観音様は年代が限られる
実際に1000の手を持つ千手観音菩薩像は、様式としては天平時代のものだそうです。(要は聖武天皇が作れと。。)
平安時代以降は、40手となることが通例に。
邪推するに、
・実際に1000本の腕を持つ仏像を作るのは大変だったこと
・1000本腕を持つ仏像を製作できる技術が伝達されなかったこと
・コストかかって仕方なかった
とか考えられそうです。
現存するリアル1000本の千手観音様は
以下の3ヶ所、三体のようです。
・葛井寺(大阪府)
・唐招提寺(奈良県)
・壽法寺(京都府)
唐招提寺の千手観音様は、当時1000本あったようだけど、現在は953本だそうです。
ここの仏像はどれも巨大ゆえ、よく重さにも耐えて残っているなあと感心したのを思い出しました。
リアル千手観音様にお目にかかるには
葛井寺さんは毎月18日のご縁日のみご開帳。
唐招提寺さんは、金堂にいらっしゃるので参拝時間内はいつでもOK。
壽法寺さんは、拝観「要予約」だそうです。
しかも壽法寺さんは京田辺にあり、一般的な京都奈良の観光エリアから少し離れてます。ちょいと行きにくい場所です。
でも、この京田辺エリア、なんか面白そうなんですよ。
なんでもアノ”一休さん”ゆかりのお寺、酬恩庵一休寺があり、”一休とんちロード”というのも整備されている!
そうしているうちに、頭の中に、「一休さん」のテーマ曲がループして離れなくなってしまいました。
”あー、あー、なむさんだ〜〜”
昭和の子どもなんで…。
いや、リアル千手観音様の話だった。
というわけで、いつか行きたい場所リストに入りました。
京田辺エリア。