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【続いてる写経 901日め】〜雲林寺(ネコ寺)様の猫づくし

884日めにて、ご紹介した山口県萩市の雲林寺様。
先日Tさんからお福分いただいた手拭いが可愛すぎて、ほうぼうにプレゼントしようかと、自分でも手拭いと経本を注文をいたしました。

HPや参拝者のブログなどを見る限り、お寺の中はまさに猫づくしでしたが、送られてきた箱の中身も猫づくし

雲林寺様の『招福堂縁起絵巻』や、ネコ寺紹介パンフレットが同梱されていまして、さらに詰め物もネコちゃんイラストカレンダーのお役目終わった月のものだったのです!可愛すぎ〜。

英語対応もありがたい
今は残念ながら被り物は休止中
詰め物だったカレンダー

御縁起によると、雲林寺様がネコ寺と呼ばれるようになったのは、ちゃんと由来がありました。

時は嘉永二年、萩城下・毛利輝元公に長井元房という忠臣がおりました。
元房は輝元公逝去のおり自刃してお供をされたのでございます
(中略)
元房にはとても可愛がっていた猫がおりました
元房なき後の四十九日の間天樹院にある元房の墓前から離れようとしませんでした

やがて・・・自ら舌を噛んでなき主のお供をしたのでございます
元房愛猫殉死の後、夜になるとあたりに猫の啼く声がするようになります

天樹院のそうが猫を哀れんで供養をすると 不思議と声はピタリとおさまったのでございました

この因縁によりこの界隈は「猫の丁」と呼ばれるようになったのでございます

この天樹院 残念ながら維新の折に廃寺となってしまい今は輝元公の墓所のみが跡を留めております

我らが雲林寺はこの天樹院の末寺であります

雲林寺『招福堂縁起絵巻』より引用

自ら舌を噛んでご主人様の後を追った猫ちゃんを弔ったのが始まり。渋谷のハチ公も真っ青な忠義です。
そして、かつての天樹院和尚に習い、猫たちの魂を慰めるようになったとか。

あと、猫ちゃんを飼っている人には嬉しいお札もご紹介。
「帰猫符」という迷子猫や失せ物の帰還を願うおふだがあるそうです
もし、自分の家の猫ちゃんが帰ってこないなんて事態のときは、「帰猫符」を使ってみるといいかもです。

帰猫符、『綿の国星』にも出てきたそう

最後に、手拭いとついでにお願いした般若心経の経本。
これには、裏側に絵の解説が書いてありました。
阿耨多羅三藐三菩提」はやはりレインボーマンであってました。
その他も、これは何だろう?と思った部分が細かく紹介されてました。
「さんぜ」(三世)は世界的怪盗の孫参上!つまり「ル〜パ〜ン!!」だったらしいです。

確かに「ルパン」はこんなマーク出てきたね

ネタバレになるので、敢えて他は書きませんが、他にはない般若心経経本であることは間違いないです。他にもトートバッグや、お守りも多数あるようです。

雲林寺さまにはfacebookメッセンジャーなどで連絡をし、注文をお伝えすると入金などの手順をご回答いただけます。

ますます萩にも行きたくなった。被り物解禁されたら行ってみたいなあ〜。

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