
【続いてる写経 1662日め】東京にあった、長浜の観音様と出会える場所
滋賀県の濃い旅路から戻った今週は振り返りだけでほぼ終了。
それにしても、長浜の「観音の里ふるさとまつり」は良かったなあ…。
土地の雰囲気を十二分に感じ(歩き遍路状態だったので)、
地元の人たちにお話を伺い、
歴史と信仰心を感じる。
しかも祀られているのは、古くは平安時代からの由緒ある仏像の数々。
うむ、贅沢でございました。
地元の人の篤い信仰心を感じられたのが何よりの収穫。
この場所の良さを描いた文章が、駅のポスターに貼られていました。
井上靖先生の文章です。
この湖北の旅で知った最もすばらしいことは、こうした湖北の仏さまたちが、鎮護国家とか仏法守護とか、そういったものとは、さして関係なく、もっぱら地方庶民の生活の中に入り込んで、素朴で、切実な庶民の信仰の対象になっていることであった。
(中略)
それからもう一つすばらしいことは、永年に亘って、その集落の守り本尊である仏さまたちを、代々、村人たちが守ってきているということである。
うう、さすが大小説家先生。
まさにこちらが言いたかったこと、的を得て書いてくれている!!


ほんとうに自然な姿で、守護してくれる仏様を、
「お世話させてもらっている」。
皆さまそうおっしゃるのです。
ワタシもそれが素晴らしいと思いました。
とは言え、長浜市は東京からはアクセスしにくいのよね〜。
と思っていたら、なんと長浜の観音様を、東京でも拝めるらしいのです。
場所は東京駅から5分ほどと便利なところ。
でも、24年11月が”最終会期”。(残念…)
登場するのは向源寺(渡岸寺観音堂)のもう一つの十一面観世音菩薩さま。
こちらはファニーな感じの、親しみ溢れる観音様です。
来月お目にかかれるのが楽しみです。
滋賀県ネタ、まだ書ききれん…。