【続いてる写経 1689日め】水木しげる先生の『古代出雲』で”出雲”を復習
松江と出雲の旅から戻り、雨のサイクリングが効きすぎてぐったり…。
今回2年ぶりの出雲でしたが、各地を参拝したあとで改めて訪れると、
新鮮な驚きがありました。
そして出雲ってホント謎の多い場所だわと、改めて感じたのでした。
その中で出会った一冊が、『水木しげるの古代出雲』。
旅の初めに米子鬼太郎空港で、鬼太郎と一旦木綿に出逢ったご縁からか、
この本、美保神社の近くにある、観光案内所に置かれていたのです。
そちらでは販売されておりませんでしたが、なんと出雲えんむすび空港の売店に置いてあったのです!!
在庫3冊は同行したメンバーとワタシで買い占め状態。
水木先生が描かれた出雲のお話は、『古事記』や『風土記』をベースとし、因幡の白兎など有名なのエピソードを中心とし、ご自身なりの考察を加えたものでした。
描き方は、いきなり個人の所感が入る司馬遼太郎先生みたいな雰囲気。
なんでも水木先生が出雲の話を描くきっかけとなったは、よなよな古代出雲族の青年が夢に現れて、出雲族の話を伝えてほしいと訴えてきたからだそう。
(数々の妖怪と交流されてきた水木先生ですので、人の幽霊も現れるのですね)
神話ではコミカルな力比べで国を譲ったようになってますけど、実際は相当な争いだったとのではと。
水木先生は国譲りした大国主の無念に思いを巡らせて締めくくってました。
神様ごとは、神話の中の話として考えていましたけど、元になる話はえぐかったはず。
樹なつみ先生の『八雲立つ』がまさにそんな話でしたからね。
出雲のなぞや疑問がどんどん深まってきました。
だいたい、「国譲り神話」で天津神に芦原中国を譲ったのが大国主命なわけで、黄泉の国を担当することになったわけですけど、
そんな大国様がなぜ現世の”縁結び”、やっているのでしょうかね????
うーむ、ナゾ。