【続いてる写経 1630日め】四国八十八ヶ所お遍路その7：第34番〜第26番
雨のお詣りを覚悟していたが、夜半の暴風雨は幸いにして雨は止んだ。
ありがとうございます。
本日も旅行安全祈願の写経でスタート。
第三十四番 種間寺
ご本尊・薬師如来
安産祈願の子安観音様が有名。
底のない柄杓を奉納するらしい。
これ、遠目では柄杓と分からず。
木枠の文様が連なっているように見える。きれい。
地元の人の愛を感じるお寺。
第三十三番 雪溪寺
ご本尊・薬師如来
長曽我部元親ゆかりのお寺。
名前も元親の法号からとっている。
雪が降るわけではない。降りそうにない。
運慶・湛慶の仏像があるらしいけど、非公開。
価値ある仏像はなかなか見られない。
ここでも読経中に大きな黒アゲハあらわる。
吉兆。
石畳がきれいな境内。
立寄りスポット：桂浜
高知県にきたら、やっぱり坂本龍馬じゃけん❗️
昔とまるで印象が違う。きれいなお店、飲食店多数。
龍馬像は高台に移動。
期間限定でヤグラがたち、顔の近くまで見られるらしい。
曇空でもきれいな桂浜。
大雨だったら立ち寄れなかったのでラッキー。
桂浜の”脱力系”水族館も、中入ったら面白そう。
第三十二番 禅師峰寺
ご本尊・十一面観世音菩薩
高台の海が見える絶景スポットに立つお寺。
舟魂観音として、海上の安全祈願で信仰が篤いそう。
参道のお地蔵様が可愛い。
手水舎も手から水をえい!と出しているお姿、プリティ。
全般に美仏揃っていて、庭も立派。
風景の美しさも合まって素敵なお寺。
向かう途中で晴れ間が見えたが、参拝途中で小雨に降られる。
でも、ワタシは雨は歓迎されているととる。大丈夫。
第三十一番 竹林寺
ご本尊・文殊菩薩
中国の五台山にならって、聖武天皇が造営を命じたお寺。
ただし滝はない。
四国霊場唯一の文殊菩薩様のご本尊。
五台山公園として整備されてるため、ご案内版なども新しく読みやすい。
建物は江戸時代のものながら、創建が古いだけに重厚な雰囲気。
手水舎の龍の寝そべり姿が印象的。
大師堂の階段がやけに急。
五智如来像の石仏があるのは珍しい。
光明真言は五智如来のご真言。
見どころが多いお寺。
駆け足参拝なのでダイジェストで残念。
第三十番 善楽寺
ご本尊・阿弥陀如来
もとは土佐國一宮・土佐神社の神宮寺。
戦後のどさくさで別のところに預けたご本尊が返還されず、一時期別の場所にも三十番があったという。
すったもんだの末、正式に三十番札所となったのが平成6年と割と新しい。
本堂も昭和58年造営ときれい。
新しいだけに、他に比べて試みも新しい。
刈谷 仁美氏という高知県出身のアニメーターさんとコラボ企画をやっている。いいね、このイラスト。
梅大師という、かつて梅の木を眺めていた大師像がある。
梅の木はもうないが、頭の上の健康祈願に効くという。
ご祈祷済枕カバーが売られている。
第二十九番 国分寺
ご本尊・千手観世音菩薩
土佐國の国分寺。
聖武天皇の勅願寺だけに、広々とした空間に威厳を感じる。
現在の境内は、室町時代に再建されたもの。
ここで有名な酒断地蔵菩薩様は、別の場所にあったものが移されてきたそう。
酒癖の悪い旦那をなんとかしたいとお参りして効果があった話から、広がっていった。
わが夫も、ほどほどの酒量になるよう祈ってきた。
第二十八番 大日寺
ご本尊・大日如来（金剛界）
金剛界の大日如来さまを唯一ご本尊とするお寺。
それもあってか、少し近寄りがたいような雰囲気がある。
堂内にはお堂以外の場所に仏像がない。
扁額以外の看板も少ない。
ただし手水場に心得がある。これは初めてだった。
とてもすっきりした、禅寺のよう。
ただし植物だけは南国感のある、鬱蒼とした緑。
この雰囲気結構好き。
第二十七番 神峯寺
ご本尊・十一面観世音菩薩
もとは神峰神社の神宮寺。
廃寺となっていたものを明治時代に復活。
お遍路の札所も、今日の形に整備されたのはここ30年くらいの話だそう。
裾野広げるためでしょうかね。
歩きだけでなく、ドライブ遍路にも遍路ころがしの難所。
昨日の清瀧寺よりは多少マシながら、かなりの急坂を走ることになる。
駐車場からの急坂を登り、山門をくぐると手水場。
手水場は清流そのままでとても気持ちいい。
境内はすっきりしているが、
階段の手すりなど赤がポイントカラーになっていた。
不動明王様も赤。イケメンで、このままフィギュアにできそう。
大師堂の横には空海さんの生涯を紹介したパネルあり。
遠くには太平洋も望めて、苦労して登る甲斐のある美しいお寺。
第二十六番 金剛頂寺
ご本尊・薬師瑠璃光如来
平城天皇の勅願寺。
まずは見たことないほど恰幅の良い大師像に驚く。
お相撲さんをモデルにした説あり。
大胆だ…。
境内もスッキリ系。
高知県はスッキリした境内の札所が多い印象。
本堂内は前立ちながら、ご本尊の薬師如来様ににお目見えできる。
撮影可能。
十二神将もいらっしゃる。圧巻です。
鯨の供養塔がある。
こういうのみると、日本人らしいなぁと思う。
椿の木のガン封じ、撮影忘れた…
ま、いいか。
