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【続いてる写経 1542日め】おうぎし、おうようじゅん、ぐせいなん、ちょすいりょう・・・漢字で書ける?

期末試験中のわが子。
世界史の試験範囲には中国史が入っているらしく、漢字を覚えるのが大変とぼやいています。

「”おうぎし”は書けるようになったよ!」

王羲之、出るんだ〜」

「”おうぎし”知ってるの?」

「・・・書道やってて知らなかったらやばいわよ…
みんな通る道なのよ、王羲之は!!」

「他にも初唐の三代書家ってあって、、”おうようしゅん”」

「それは、欧陽詢(おうようじゅん)だよ!」

「え?間違ってた?よかった〜。
他は”ぐせいなん”、”ちょすいりょう”、、
そして”がんしんけい”が入ると四大書家
”がんしんけい”はそれまでの書風を変えた人なんだよね。」

これだけ中国書道の”大物”の名前を並べられると、ワタシの書道愛に火がつきまして、
ついついお宝アイテムの『顔真卿』展図録をひっぱりだしてしまいました。

「せっかくだからどんな書なのか見てみようか。
ほらほら、今出た人たちの書、全部載ってるでしょ」

「顔真卿は、すごく力強いね。
中国の人、好きそう〜」

「空海さんはね、顔真卿の書にも影響を受けたという説があるよ」

「空海さんって、”書”が有名なの?」

「何を言ってるの?『弘法筆を選ばず』だよ」

「あーそっか、弘法大師かあ〜」

そして今度は、空海さんの書の解説までしそうになりまして…。

いや、これは試験範囲には入っているわけがない。
これ以上雑談を長引かせては、勉強に支障が出るではないか!!

しっかし、書家の名前、いざ漢字を書こうとしても、すぐに書けませんでしたね…。

欧陽詢、虞世南、褚遂良・・・
この際なので、一緒に覚えますわ。

本来であれば、書風も一緒に体得できると良いのですけどね。

ちなみにワタシは王道すぎですが、書聖・王羲之の書が好きです。
欧陽詢も華やかでいいですね。褚遂良はスッキリ感がいいし…。

しっかし、全然興味もないものを覚えようとしている、高校生ってすごいかも。

ワタシの時代にもこれらの書家の名前を覚える必要があったのかしらん??

きっとそうだったのだろうけど、当時は全く興味がなく。

世界史ってインパクトある名前ばかり覚えてますしね。

それこそ「カノッサの屈辱」とか。
番組の名前にもなりましたけど、はて?なんのことでしたっけね?

これか…。ああ、そんなことも、あったわね、、。




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