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【続いてる写経 1632日め】四国八十八ヶ所お遍路 その9 :第17番〜第7番
薄曇り、朝方は少々半袖では肌寒い。
やはり暑さ寒さも彼岸までだなぁ。
第十七番 井戸寺
ご本尊・薬師如来
7体の薬師如来様がご鎮座する。
江戸時代の境内で中も新しい。
弘法大師が錫杖でついて水が出たという井戸がある。
これがお寺名前の由来。
井戸や温泉伝説各地にあるけど、ダイレクトに井戸とつけている名称は初めて聞いたかも。
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第十六番 観音寺
ご本尊・千手観世音菩薩
こちらは"かんおん"寺と読む。
ここも八幡神社の神宮寺であった。
夜泣き地蔵さんがおり、赤ちゃんの夜泣きを止めるご祈願でお詣りが多いよう。
鐘を鳴らす綱には、涎掛けが巻かれている。
海外からの歩きお遍路さんに、お接待しているおばあちゃんがいらした。
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第十五番 国分寺
ご本尊・薬師如来
聖武天皇の勅命で建てられた阿波の国の国分寺。諸般の経緯を経て四国霊場中唯一の曹洞宗のお寺。
そのためか、全体的にこざっぱりしており、石段が美しい。
ご不浄の神様、烏枢沙摩明王のお札がある。
水場とトイレは特に大事。早速お授かりした。
※両替可能
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第十四番 常楽寺
ご本尊・弥勒菩薩
四国霊場中、唯一の弥勒菩薩様をご本尊とするお寺。
天正の大火で、かつての境内より上の場所に移設された。
そこの岩をそのまま生かしたのか、境内は階段ではなく岩場を歩く。
石庭と言えば聞こえも良いが、注意しないとつまづきそう。
本堂前にアララギの木があり、真ん中に大師像がある。
アララギ大師、ちょこんと可愛い。
何とか大師をどう演出するか、その寺のセンスにかかっているな。
ほんと、色んな大師像見られて楽しいわ。
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第十三番 大日寺
ご本尊・十一面観世音菩薩
となりの阿波一宮阿波神社の元神宮寺。
大日寺というからには、かつては大日如来がご本尊。
神仏分離により、ご本尊だった大日如来がうつされため、脇侍だった十一面観世音菩薩様が繰り上げ当選。諸行無常。
大日如来様の運命まで変える、神仏分離令恐るべし。
神宮寺らしいコンパクトなご境内。
赤ちゃんがわらわらしている地蔵菩薩様が可愛い。
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第十ニ番 焼山寺
ご本尊・虚空蔵菩薩
元祖・逆打ちの衛門三郎が弘法大師に出会った場所。
海からこの山を見た時、護摩祈祷の炎が昇り、山が焼けるように見えたことから名付けられたという。
よっぽど大きな護摩壇だったのでしょうか。
大きな杉に囲まれてた山寺。
立派な木々に圧倒される。
境内へ続く道は整備されており、脇には十三仏が並ぶ。
文殊菩薩様と普賢菩薩様がやたらと美人であった。製作者の趣味が偲ばれる仏像群。
中途半端な十二支象もある。
駐車場から歩くと、最初に目につく布袋様に違和感。
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立寄り:杖杉庵
弘法大師と出会った衛門三郎の有名な銅像あり。
この像の表情とポーズは考え抜かれた傑作と思った。
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第十一番 藤井寺
ご本尊・薬師如来
霊場中最古の薬師如来像。
確かに古さ感じる。
天井の龍の壁画も立派。
歴史ある仏像なのにご開帳されていてびっくり。
大師堂も開放されていて、お顔をよく拝めるようになっていた。
境内は鄙びているが、見応えあるお寺。
ここから12番の焼山寺へは歩き遍路だと6〜7時間かかるらしい。
順打ちでは最初の難所。
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第十番 切幡寺
ご本尊・千手観世音菩薩
即身成仏伝説のあるお寺。
切幡とは、弘法大師が修行中に法衣の布を地元の女性に分けてもらったことに由来する。
布を差し出した女性は即身仏となったという。
この女性の像がなかなかの美女。
さて、この辺りから別の団体と重なり、
この団体といかにバッティングしないかが課題となってきた。
なんとなく焦りがはいる、われらのパーティ。
混雑する秋とか、ゆっくりお詣りできないのだろうなぁ。景色はきれいだろうけど。
バナナの木が駐車場脇にあった。
ここあったかいの?
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第九番 法輪寺
ご本尊・涅槃釈迦如来
脚の悪い人がお詣りしたら、治ったとのことで、健脚祈願の杖や草履が奉納されている。
涅槃釈迦像がご本尊というのは珍しいが、
秘仏ゆえ公開されておらず。
5年に1回特別ご開帳されるそう。
山門のお地蔵さんが印象的。
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第八番 熊谷寺
ご本尊・千手観世音菩薩
彩色豊かな山門の金剛力士像。
多宝塔もカラフル。
本堂の様子は若干印象薄い。
大師堂で、般若心経がビニール張り出されて奉納されていた。
こういうのもアリなのか。
門前のお店で焼き芋を買ったら、
冷やしてあった。
もちろん鳴門金時。
なかなか美味しかった。
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第七番 十楽寺
ご本尊・阿弥陀如来
今回泊まるのはこちらの宿坊。
先の団体もこちらにくるというので、
大慌てでこちらもお詣り済ます。
ぜいぜい…。
正直、この段階の印象ほとんどなし。
でかい…くらいかな。
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あと残すところ、6箇所。
あと1日で終わる。
四国の夕陽も最後。
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夕飯は鯛のお頭付き、一尾。
しっかりいただきました。
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