【続いてる写経 895日め】〜日本人には祭りが必要だ
わが子の中学校では、秋に文化祭と地域向けのお祭りを融合したイベントをやります。が、この2年間は中止を余儀なくされまして、今年は3年生にとってはラストチャンス。最初で最後のお祭りとなりました。
体育館では文化系クラブの発表会(吹奏楽部、演劇部)と、さらに地域の音楽サークル(合唱団や楽団)の発表と合同演奏が行われました。
有志で参加も可能で、先生も弾き語りをやったり、生徒のユニットがオリジナル曲を作って発表したりと盛りだくさん。
フィナーレは吹奏楽部と地域の和太鼓、吹奏楽団3団体による『鎌倉殿の13人』。アンコールと称して2回やっていたのもご愛嬌。
音楽をやっている人にとっては、発表の場があるとないでは大違いですね。それだけに、大きな場所で観客に向けて演奏できる喜びが溢れていました。
他に、校庭や校舎内ではゲーム、お祭り屋台、物販、災害体験なども開かれます。
ワタシは今回、外の屋台担当で、ヨーヨー釣り係に任命されました。
驚いたのはちびっこ達の熱狂ぶり。
スーパーボールすくいやヨーヨーは、大人気で長蛇の列。
一方、運営側なは大ハプニングが。ヨーヨーの留め具がないとかで、風船はあれども追加生産できないという残念な状況に。
しかもヨーヨーって結構作るの難しくて、留めが甘いとすぐ萎むのです。ただでさえ少ない在庫に、不良品交換も続々。あっという間に用意した分がなくなってしまいました。
はたと気づいたのは、このずらっと並んでいる幼稚園や小学生低学年のちびっこたちにとって、この2年の空白がいかに大きいことだったかと。大人の2年と違って、子どもたちには、2年は人生の時間の大部分です。
また、0〜3歳の子にとっては初めてのお祭りだったのか!と。
小さい頃のお祭りって、夜お出かけできて、屋台で色々買って、ワクワクでしたよね。貴重な幼少期の楽しい体験が奪われてしまっていたんだと…。
そう思うと、今回ヨーヨーやれなかった子達に余計申し訳ない気持ちでいっぱいだったのでした。
幸い今年は他にも地域でお祭りの企画もあるし、他で体験できればいいのですけど。
同日に行われた神社のお祭りも大盛況だったそうで、お友達とお祭りに行ったわが子が「密」だったと言ってました。
やっぱり、みんな非日常で浮かれるお祭り、楽しみにしてたんだなー。
ちなみに、わが子合流前にお友達グループは、「ナンパされた」そうです。
高校生男子に「インスタ交換しませんか?」と言われたんだそうな。
今どきの子は、LINE交換ではなく、まずインスタとは聞いてました。
それは本当だったんだ〜と、裏付け1件できました。
合流前で残念だったね、わが子。