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【続いてる写経 896日め】〜やめ時と、手放し時

先日、入会している京都の東寺「写経の会」からお手紙が届きました。
タイトルは「写経の会 解散のお知らせ」

残念なお便り

この東寺・写経の会、来年の真言宗立開宗1200年慶讃大法会に向けた境内の整備事業の賛助の目的として、7年前に発足したもの。
解散する理由は、来年の大法会も境内整備の最後の段階で、節目を迎えるためなんだそうです。

この写経の会、個人では年間4000円でした。入会すると写経の納経用紙2枚と東寺の御守(弘法大師御影)、会員証が送られてきて、会員証提示で東寺の拝観料が無料。さらにお正月の修正会で授与される「牛玉法印」という厄除けのお札も送ってもらえるという特典がついてました。
ワタシにはゴージャスな特典満載で嬉しい会だったのですけどね…。

てなわけで残念で仕方ないのですが、察するにこういった会員管理とか面倒なんでしょうね。(自分でも仕事でやってるからわかる)
賛助も集まり、その名目で役目を終えたと判断されて解散する、しまい時が潔くて素晴らしいなと思いました。

やめ時、切り替えどきというのは難しいです。

レベル感全然違う話ですが、今悩ましいのは家電の入替です。
自分にとって、家電の切り替えは相当悩ましい問題です。

長年使っていると、「頑張ってくれているなあ」と家電に愛着湧いちゃうのです。なので基本壊れるまで使って、その時入替でした。
先日突然壊れた電子レンジのようになれば、買替する決心はつきやすいです。台座が崩壊寸前だったミキサーも、危険な状態だったので諦めがついて買替に至りました。

そして、今ヤバそうな子がひとり。それは冷蔵庫。
この家電入替ウェーブに飲み込まれ、日常生活の必需品である冷蔵庫が、ある日突然壊れたらどうしようと、このところ心配しているのです。

すでに自動製氷機能が壊れ、ときどき唸るし、パッキンの締まりも甘くなっている。
この夏もよく頑張ってくれたから、まだいけるかと思う反面、危うい。

もし突然逝ってしまったら、庫内のものが全部ダメになる…。
それは相当なダメージでしょう。しかも冷蔵庫って入替大変だから、壊れてからすぐ新しいものが入れられるとは思えないし…。

そんなことを思い、代替わりも検討しているのです。
が、スパッといく決心が固まらないのです。

「愛着」も、仏教で言えば「執着」となり、「苦」を生む一つの原因
そう言われてみれば、現在の冷蔵庫への愛着が、”壊れた時”の要らぬ心配を生み出しているから、「苦」となっているのは間違いなし。

ああ、こんなに書いても「一切苦厄」に近づいてないじゃん。
見本になれなくて、すみませんです…。

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