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【続いてる写経 468日め(硬筆)】〜国会図書館にもありません〜

日本で発行された書籍や雑誌、映像資料などが”すべて”保管されている場所、といえばもちろん国立国会図書館です。一応。

「納本制度」ってのが「国立国会図書館法」という法律内で決められていて、何らかの出版物等を発行したら、国会図書館へ納本しないといけないのです。

しかも罰則ついてるんですね。。草草

納本制度、これは悩ましかったなあ。。
以前勤めていた研究所で、司書業務以外にも、論文集や書籍類の発行に携わりました。
けれども納本は要求がないとしなかったですね。

というのも、結構高い資料を売っていたので、それをすぐ納本してしまうと、図書館でコピーして済まされてしまうからです。

データが乗っかった調査資料というのは、”そこだけ”欲しいひといっぱい居るのです。
見本とか置いとくと、それだけ写メする人とか、、何人も居ましたね。。
本屋さんで写メしてる人といっしょです。

苦労して、お金かけて収集したデータや調査が、あっという間にフリーの情報になってしまうのです。。

なので、納本制度で定められている「発行後30日以内」になんてあり得ないんですよ。。発行者側からすると。

国会図書館まで行って情報収集するマメな人は少数派かと思いますけど。。
資料の価値をすぐ落としかねないので、1年経ったら納本するとかにしてました。
(今はきっと納本すらしてないんじゃないかなあ。。)

が、その国会図書館ですら、映画パンフレットは、ほぼ収集範囲外のようでした。

試しに国立国会図書館の蔵書データベースで「機動戦士ガンダム」を調べてみると、映画雑誌の記事や、アニソン楽譜集とか出てきますが、やはり映画のパンフレットらしきものはヒットなし。。

敢えて収集しないのであれば、寄贈できるのかしらん?と調べてみると、
Twitterで、おーみさんという方が、「国会図書館の映画パンフ寄贈につい」と投稿されてました。すごいわ、この熱量。

これによるとデータベースで調べて、なければそれをリスト化して、先方へ送って返事を待つ。。長い道のりです。

でも気持ちわかる。。これだけ労力かけても「後世に残したい」って考えたらやりたくなります。
今、ここで、自分が寄贈しなければ、その資料は永遠に失われるのかもしれない、、のですから。。

国会図書館事情はだいたい把握できました。
では他にも寄贈できたり、すでに収集しているところはないのかしらん?

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