【続いてる写経 1644日め】近鉄乗ってみる企画、三重から奈良へ
近鉄というのは日本一営業キロ数が長いのだそう。
名古屋から伊勢志摩方面はもちろん、大阪、京都、奈良方面にも行けてしまう❗️
この便利さを享受すべく、今回は三重から奈良の南側、長谷寺方面へ抜けることを試みました。
ただし奈良のこのエリアはリーズナブルな宿泊地がないので、松阪にて宿泊、朝移動計画。
が、なんと名古屋方面で人身事故発生❗️
予定の電車はすっ飛ばされました。
長谷寺駅にて、大阪在住のAちゃんが迎えてくれる予定。約束の時間に間に合うには、特急列車に乗れば少しの遅れですみそう。
節約モードで普通列車で行くつもりだったたけど仕方ない。ホームで特急券を購入しました。
近鉄特急は空いていて快適。短い時間ながら、ゆったり気分で行けたのは、お疲れの身には結果的に良かったかも。
蓋を開けてみたら、長谷寺駅には予定時間 6分遅れで到着。お金は使う時に使うもんですな。
長谷寺(奈良)
長谷寺さまはこの週末から紅葉まつりのようですが、まだまだ木々の葉っぱは青い。
長谷寺の名物花階段は、現在菊がかざられてましたが、紅葉とともにまだ見頃は先のよう。
境内は本格的なシーズン前なので、参拝者少なめで落ち着いていて良いです。
回廊も、写真独り占めできるくらいの人数。
特別ご開帳のご本尊・十一面観音菩薩様のお足元も、ゆっくりお詣りできました。
抜けるような青空で、高台からの風景がいちいち素晴らしい。
長谷寺のシンボルである、お舞台からの景色も見事。
夏のような日差しの中、まだ未踏破の境内をぐるりと巡って絶景スポット探索している間にか、下まで来てしまった。
アレ❓ワタシは授与所で観音経を買いたかったのだけどなぁ…。
いまさら戻るのしんどいレベル。
また来なはれ、ということかしらん。
室生龍穴神社
室生寺に向かう途中の大きな杉が目印。
主祭神は高龗神(たかおかみのかみ)。
俗に龍神様として崇められております。
今年辰年は、参拝場所として人気が高かったご様子。
大きな杉が林立し、苔むした様子から相当古い創建の神社と思われます。
取り巻く巨木が本当に立派で、夫婦杉のように、二股に別れた木が多いのも印象的。
車で6分の高台にある奥の院に、龍穴スポットがあるよう。
おそらく相当すごい場所なのでしょう。
行ってみたいけど、今回は見合わせ。
室生寺
今回の本命。女人高野として有名なお寺。
美寺と聞いていましたが、たしかに石畳みと石階段がとても風情あります。
地図見る限り、相当広そう。
入口に竹製の杖がわざわざ置かれていることから、後行程が察せられるます。
つまり、登り結構きついのだな。
これは持った方が良いだろうと判断。
杖はお遍路の時も、山道や階段でホント心強かったです。
勘は当たりました。
山門を抜けると、階段。
金堂と弥勒堂があって、また階段。
本堂について、また階段。
そして、五重塔でまた階段。
延々と石階段が続くのでした。
女性がお詣りしたお寺にしてはハードな造り。
もともとは修験道の役小角がひらいたお寺だそう。
通りで厳しいワケだ…。
さて、五重塔まで登って来て、奥の院はどれくらい先か、全く見渡せない。また、あと何分か何メートルかも案内なし。
先は見えないけど、ここまで登って来たら行ってみたい。思いが募り、Aちゃんと2人でのんびり話しながら、杖の力をかりて、急な階段を登りきりました。
達成感‼️
登り切った階段の感じからすると、四国霊場札所事例は弥谷寺くらいか、もっとかな…。
高低差はそれよりもあるかもしれない。
iPhoneによると42階分とでました。
マジか…。
奥の院は御影堂があり、空海さんにご挨拶。
奥の院限定お守りもありました。
それにしても室生寺さま、各堂内の仏像は、美しいものばかり。
特に本堂の如意輪観音さまは、日本三大如意輪観音だそう。
5月に拝見した神呪寺の如意輪観音像に比べると、ハンサムな頼もしい感のある観音様でした
。
仏像はすべて撮影禁止なのですが、ポスターにあるのをパシャリ。
(なお、サイトにも掲載ありです)
今回、宝物殿はスルーしてしまいましたが、
ここは観るべき美仏がたくさんでした…。
うう…。
ま、また来なはれってことでしょう。
奥の院まで行ってのんびり降りて来たため、
門前のお店のお昼時間が終わってました…。
想定よりもお客様が来たのか、売り切れ。
仕方なく、街道沿いを探すものの、
道の駅の食堂も営業終了。
2時半を過ぎると、ダメっぽい。
そんな中で街道沿いに松茸弁当という文字を発見。
フルーツ南国
果物屋さんで、食事も出しているらしい。
ここは松茸うどんで、旬をいただく。
味は不問。食べられてラッキー。
全然山の中で、熱帯果物。
スリランカみたい。なんか不思議
最後は名張駅(三重県)まで送ってもらい、再び近鉄で名古屋へ。
駅には江戸川乱歩像、ここの出身らしい。
快適な新しい車両の近鉄特急にて、一気に名古屋へ。
朝はどうなることやらでしたが、近鉄使いこなせれば名古屋拠点に便利かも。
東京行き新幹線で名古屋名物、天むすでシメ。
なんだかどこに行って来たのかわからない旅でしたわね。