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【続いてる写経 1422日め】”匂わせ系”とは何が”匂う”のか?
先日九星気学の講義を受けたとき、八卦の説明内で、
「「乾・兌・離・震・巽・坎・艮・坤」(けん・だ・り・しん・そん・かん・ごん・こん)」これを祓い言葉に使ってる、『八雲立つ』ってマンガがあるよ。
と先生が話ました。
樹なつみ先生の大ヒットマンガ、『八雲立つ』のことです。
さらに、
男子2人が主人公で、ちょっとLGBTみたいな関係で・・
と続いたので、いやそれはちょっと違いますよ、と講義後に主張しました。
なぜならば、ワタシは樹なつみ先生の長年のファン。
ゆえに、LGBTという言葉に違和感を感じました。
その用語がない時代に描かれたマンガであるからです。
主人公の男子2人は、前世からの縁があるとはいえ、そういった恋愛関係にはない。
で、その様子を見ていた他の方が、
『八雲立つ』は、”匂わせ系”ですね。
と、新たな用語が登場。
”匂わせ系”・・・そのような関係(同姓同士の恋愛関係)に対して使うみたいです。
いろんなジャンルがあるんですね…。
調べてみたら、どちらかというと『八雲立つ』に描かれるような関係は、もう少しピッタリなものがあるようです。
雑誌『CREA』のコミック担当者さんの対談記事に出てきました。
いわゆるブロマンス(※「ブラザー」と「ロマンス」を合体させて生み出された言葉。男性同士の関係を描くジャンルとしては、恋愛がメインのBLがあるが、ブロマンスは恋愛以外の幅広い関係性を指す)的な視点が入った作品は、ここ数年で一気に増えた気がします。
ブロマンス!!
男性同士の、絆や友情を描いたものは、こういった名称があるようです。
さらに”匂わせ”系から発展し、
私は最近、ブロマンスとはまた別に「匂い系」という言葉があるのを知りました。BLみたいに男性と男性の関係性が軸にはなってるんだけど、作中では恋愛感情みたいなのは明確には描かれていなくて、読む方が勝手にこのふたりの関係性はおそらくそうだよなって嗅ぎとる。だから「匂わせ」ではなく「匂い系」なんだって(笑)
なるほどね〜。
そうすると、『八雲立つ』は、先生にとっては”匂い系”であったのかもしれません。
確かにこれ系多いかな。
ワタシのお気に入り『鹿楓堂よついろ日和』なんか、和風喫茶のイケメン店員が4人もいるのに、店舗兼住宅に同居していて、4人とも色恋の話ないですからね。
そういった関係性に想像の余地を残すことが、支持される要因となり、男女の恋愛モノは無くならないまでも、昔のように主軸にそれが据えられたマンガは少なくなってるのかもしれませんね…。
男女の恋愛がオールドファッションとなったら、、少子化にも歯止めはかからないんだろうな…。