【続いてる写経 1057日め】〜神宮外苑再開発と”神社”のお家騒動
昨年から話題となっていた神宮外苑の再開発事情。
恥ずかしながら、今になってやっと事態の深刻さを知りました。
「神宮外苑を、新しく緑豊かなスポーツ設備と憩いの場所にしましょう」という建前のもと、とんでもない問題を孕んでいたのですね。
ざっくりと挙げると、
・再開発実行のために100年かけて成長した明治の杜の樹木を伐採
・歴史ある施設(秩父宮ラグビー場、神宮球場)を解体、新築
・新たに高層のオフィスビル、ホテルを建設
・外苑シンボルのイチョウ並木のそばまで、高層建築物を建設
スポーツを楽しむ場というのに、これまで神宮外苑にあった軟式テニスコートや、フットサル場、バッティングセンター、ゴルフ場を閉鎖。
残るは高級テニスクラブだけ。
ラグビー場は耐震補強と改修を行えば、十分そのまま利用できるらしいです。移築場所は現在百年かけてつくられた建国記念の森。
ここの木を伐採してまで、新しいラグビー場をつくる必要はないのです。
神宮球場も、高層ビルに囲まれる設計となり、青空広がる球場ではなくなる。さらにはビル風の影響を受け、本来の野球を楽しめなくなる可能性があるとか。
新しい球場は、外苑のシンボル、イチョウ並木に8mと隣接する計画で、イチョウの根を傷つけ、さらに高層となることから日照を妨げることが懸念されてます。
計画のプロセスや手続きも、非常にずさんなものらしいです。
せめて署名や、反対運動に寄附するか…。
イチョウ並木の半分が枯れている衝撃的なイラスト。
反対運動のリーダー、ロッシェル・カップ氏のお話。
で、今回ワタシがここで最もガッカリしたことは、、この再計画の事業主体に、
・宗教法人明治神宮
とあったことです。
明治神宮が自ら、外苑の森を破壊する計画に加担している…。
宗教法人明治神宮、、、バカなの?(いっちゃった)
どうやら、お家騒動が起こっていて、不動産取引に熱心な輩が跋扈しているらしいです。
さらには、神社本庁の人事、前総代が辞めないらしい!!大揉め。
おどろおどろしすぎる、神社本庁、どろどろやん…。
現在の明治神宮崇敬会の総代が、開発主体のディベロッパーの会長。
これが再開発を大きく動かしたようですね。
それに、ここに出てる人たち、再開発して大金手にして、どうするの?
十分もうお金持ちばっかりじゃん…。あさましいもいいところ。
お金じゃなくて、もっと将来のために良いこと考えようよ。
ここで一発M元首相とか、「再開発見直します〜」とか豪語したら、これまでの汚名、ちょっとだけ返上できるかもよ。
とにかくこんな計画が実行されたら、100年前に樹木寄贈した人や、植林を手伝った人たちに申し訳なさすぎる。
多くの市民のために、将来の日本のために、この計画絶対反対です。
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