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【続いてる写経 809日め】〜”白”ロシアとは何ぞや

文章に「ロシア」という単語を入れると、facebook連携がうまくいかない説浮上。
そうなると、天邪鬼なので、余計に書きたくなります。
というのは冗談ですが、ロシアネタでまた興味深い話があったので備忘録的に書いておきます。

ロシア語のレッスンでのこと、「白ロシア」は、なぜに「白ロシア」というのかについて教えてもらいました。

白ロシアは、国家としてのベラルーシを指します。
このベラルーシ、元々「白いロシア」と呼ばれた国
ロシアのこの地方がモンゴルの支配下にあったとき、西方のロシア(ルーシ)を「白ルーシ」と読んだことからきているのだそうです。
白が西を示すのは、東洋の「陰陽五行思想」からとの話。
白ロシアと白系ロシアより引用)

ワタシは勝手に白ロシアというのは、「白人のロシア人」だと思ってました。

また別に「白系ロシア人」という言葉もあります。
これはまた別の「白」なんです。
「赤」の対極、つまり、「赤」が象徴する共産主義、これに反対する人々のことを「白系ロシア人」と言ったのだそうです。

「白系ロシア人」はロシア革命から逃れてきて世界中に亡命したので、日本にもやってきた人がいます。
そう、あのお菓子メーカー、モロゾフのモロゾフ氏、ゴンチャロフのゴンチャロフ氏が代表です。

革命がなければ、日本にチョコレートやバレンタインが伝わることもなかったかもですね。

こう考えると、色が指し示すものって、必ずしも肌の色だけではなく、政治色も多かったのですね。

他に、話題に上ったのは、ロシア語のドイツ人の語源について。
ロシア語ではドイツ人のことを、немец(ка)、またドイツ語をнемецкийと言うのですが、これは元々「言葉が話せない人」っていう意味なんだそうです。

これも調べてみると、
"немец"は"немой"(現代ロシア語で聾唖者)と同じ語源から来て いる言葉で、元々は広い意味で「話が不明瞭で理解できない人」 や「外国人」一般を意味していました。

へー、なるほど。
とはいえ、ドイツ人からすると結構失礼な表現でございますね。

「これに対してドイツから抗議したと言う話は聞いたことがない」と先生はおっしゃってました。

語源を遡ったら、「まあいいか」と思ったのでしょうか。
歴史的にドイツ人との仲はよろしくないから、そのような表現がまかり通っているのかしらん?
とか思いましたが、あのエカテリーナ2世は生粋のドイツ人ですしね。
ややこしいですね。

この話をしている最中、国の表現で文句を言うって、、なんかあったなあと。
あ、「トルコ風呂」だ。

『トラック野郎』シリーズとか観てたら、「トルコ行きてえ〜」とか菅原文太さんが叫んでましたよ。
そう、今は抗議により「ソープランド」になったんでした。

確かにこれは抗議されますよね。

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