【続いてる写経 717日め】〜高野山奥の院「銀龍」御守りの裏
今回、高野山の奥の院で、以前から気になっていたお守り、「銀龍」を授与していただきました。
このお守り、面白いつくりで、真鍮製の盤が二重になっており、
・表面は龍と弘法大師
・裏面は除災招福と迦陵頻伽(かりょうびんか)と呼ばれる想像上の鳥
が刻まれているのです。
下は表側。
気になるのはですね、裏側の迦陵頻伽(かりょうびんか)です。
この迦陵頻伽(かりょうびんか)というのは、上半身女性で下半身が鳥の姿をした、想像上の動物で、極楽浄土に住み、美しい声で仏法を説くのだそうです。
以下のnoteに解説ありです。
迦陵頻伽はなぜこのお守りに登場したのだろうかと、ちょっと調べてみましたが、詳しいことはよくわからず。
いくつか発見した関係性は、空海さんの唐での学びを書き溜めた『三十帖冊子』を納めるために製作された箱、「宝相華迦陵頻伽蒔絵冊子箱(ほうそうげかりょうびんがまきえさっしはこ)」にまさに描かれていたこと。
もう一つは高野山金剛峯寺の鎮守天野社(あまのしゃ)(丹生都比売(にうつひめ)神社)に伝来していた木製彩色迦陵頻伽文華鬘(もくせいさいしきかりょうびんがもんけまん)に描かれていた。
ゆえに、高野山や弘法大師空海とは縁のある意匠なのかと思います。
しかしながら、このお守りの迦陵頻伽、ぱっと見デザインは仏教モノって感じ全然しないですよね。
どちらかというと「天使」、ゴシックなキリスト教アイテムっぽいです。
しかも、天使風の愛らしさというより、ちょっと悪魔的な妖しい雰囲気があります。
お守りと知らない人が見たら、かなり大人しめクロムハーツ、みないなアイテムだと思います。
なんでこんな柄にしたのだろうかと、内側と外側のギャップが激しくて、悩みます。
迦陵頻伽も、画像検索してみると、たいていは天女風の美女顔なんです。が、これは美女という表現はちょっと違う感じです。。(遠回し)
このお守りの制作過程とかも、むちゃ気になるわ〜。
とリサーチの沼にはまっていたら、ちょっと面白い記事を発見しました。
まだ消化できないから、いつか続きを・・