【続いてる写経 1628日め】四国八十八ヶ所お遍路:その5 第50番〜第41番
本日も快晴なのです。ほんと9月なのになあ。
気温は高くとも、山寺の風景はちょっとずつ秋を感じさせます。
第五十番 繁多寺
ご本尊・薬師如来
真言宗豊山派、高野山中興の祖・興教大師のお寺。
本堂には扁額やご真言の看板などほとんどない。
すっきりとしている、見晴らしも良い。清々しい。
歓喜天様が有名らしいが、お姿拝見する余裕なく。
愛媛からの参加メンバーのお姉様が、差し入れくださった
ありがとうございます。
第四十九番 浄土寺
ご本尊・釈迦如来
めちゃくちゃ晴天につき、日陰のない境内では読経つらい。
こちらは空也上人修行の地。
京都・六波羅蜜寺にある空也上人像と同じ像がある。
ただしここは少し若いお姿らしい。
残念ながら、秘仏で見られない。
正岡子規の句碑あり。
立派な大師堂の供養塔あり。
第四十八番 西林寺
ご本尊・十一面観世音菩薩
ここまで参拝したお寺の中でも、屈指の美しい手入れが行き届いたお寺。
この暑い中、ご境内を整備されている庭師さんが
こうやってキレイな状態を維持してくれているのか、頭下がります。
どこを撮影しても絵になる。
また龍神雲?も出てきた。
駆け足参拝のため、有名な池は見られず。
納経所の前にある盆栽群も見られず。
ツアーはこの辺仕方ないのだが…残念。
第四十七番 八坂寺
ご本尊・阿弥陀如来
大きな霊園が併設されてる。お彼岸のお墓参りも多い。
見どころの閻魔大王さまのお堂は残念ながら修復中。
「十善戒」の説明書あり。
なかなか全て守るのは難しいものがある。
大師堂にてお猫さまが一緒にお仕事中。
第四十六番 浄瑠璃寺
ご本尊・薬師如来
京都の浄瑠璃寺とは異なり、鬱蒼とした林の中にある。
ジャングル感…奄美大島思い出した。
田中一村の絵の中に、お寺があるみたいな。
木の根に西瓜が捨てられてたり、ワイルド。
先程までのお寺とはえらい違い。
生命力あふれる場所なのか、樹齢1000年の木がご鎮座。
だっこ大師、もみ大師と、変わった大師像がおわする。
キャラ変化は、キティねーさん並だ。お大師様。
第四十五番 岩屋寺
ご本尊・不動明王
遍路転がしの難所の一つ。
駐車場から、コンクリートの急坂と山道をえっちら登る。
坂の角度がキツい。
でも坂の急さよりも、つらいのは蚊。
ブンブン寄ってくるので、払いのけるのが大変。
殺生禁止だからね…。
本堂は岩のすぐ下にある。
ちょいとスリランカの石窟寺院を思い出した。
梯子登りたかったけど、時間なし。
第四十四番 大寳寺
ご本尊・十一面観世音菩薩
折り返しの札所で、「中札所」とよばれる。半分きた感慨深い。
横から大師堂に入る方式は珍しい。
山号の「菅生山」は寺領の山中から掘り出された観音様に笠を被せていたからだそう。
休憩・道の駅
じゃこ天中華そば、いまいち美味しくなかった。写真省略。
なお、地元愛媛からの参加者によると、
じゃこ天は美味しいかどうかは、見た目でわかるらしい。
美味しいものは、厚みがあってふんわりしているそうだ。
ここからまた長い、高速で1時間以上…。
次のお寺に行くまでに、もう一度別の道の駅でお手洗い休憩。
お遍路スタイルで歩いていると、地元のお爺さんに声をかけられる。
どこから来たの?よくおいでなさりました。
私も二回まわったことありますよ。
回るとね、良いことありますよ。
お地蔵さんのような、優しい眼差しのおじいさんに言われると嬉しくなった。
第四十三番 明石寺
ご本尊・千手観世音菩薩
こちらは天台宗のお寺。
”あかいし”と読むだけに、赤い瓦が印象的なお堂。
よく神社やお寺にある”夫婦杉”は四国霊場では、ここだけらしい。
第四十ニ番 仏木寺
ご本尊・大日如来
弘法大師の伝説に登場する牛にちなんで家畜堂がある。
今はペット供養で有名、ペットお守りもある。
それよりも、空海さんが唐にいるとき独鈷など投げたもののうち、この地の大楠に宝珠が引っかかっていたとのこと。
その引っかかっていた大楠の残木が祀られていた。
いっぱい色々投げてるなあ…。
第四十一番 龍光寺
ご本尊・十一面観世音菩薩
いまだコロナ対策で手水中止って…。
本堂内撮影禁止のため、監視カメラ設置
なんだか厳しいお寺だなぁ。
ここは稲荷神社があるが、これが旧本堂。
神仏分離の時にお寺に神社が入ったパターンだそう。
三峯神社みたいな感じ?
南予七福神というのもやってるらしい。
JR宇和島駅近くに宿泊。
終電が早いなあ。1時間に1本の電車。
21時過ぎ、地震が起こる。結構揺れた。