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【続いてる写経 1754日め】香道お初会、銘香を聞く

毎年恒例の、香道お初会でした。
と言っても、参加するのは久しぶりです。

会場は竹橋の如水会館。ここに入るのも初めて。
元々は一橋大学の同窓会館。

如水会館外観
建て替えされてますが、重厚感あり

ちなみに、如水会館の命名者は、一万円札の顔、渋澤栄一翁だそうです。

「如水会」名称の由来

中国の古典礼記の中にある「君子交淡如水」
(君子の交わりは淡きこと水の如し:才徳のある者の交際は水のようにさっぱりしており、
濃密ではないが長続きする)に由来し、
「流れる水のように、絆がいつまでも続きますように」との想いを込めて、
明治維新以降、金融界ならびに実業界に活躍し、
一橋大学の創設に尽力した渋澤栄一により、命名されました。

https://www.kaikan.co.jp/josui/about/


まずは銘香を聞く香席から。

銘香とは、

 香木が集まればその比較分類の必要を生じ,個々の区別をするため,立味・形状等により,また故実・古歌にちなんで香銘という雅名を付すこととなる。香銘には出所銘,天体銘,色体銘,貴人銘,故実銘,草花銘,動物銘,文学銘などがある。…

https://kotobank.jp/word/銘香-1425836

要するにだ、代々伝わる香木の良いやつです。
それに、名前が付けられている。

そして、今回の銘香の名前は、

大三輪
大三輪神社(奈良桜井)
志るしの杉

なんですと‼️
大神神社様の、あの杉の名前でしたわよ。
香木そのものの種類は伽羅です。

大神神社の巳の神杉

かつて先生は、美智子上皇后様のご生家、正田家とともに、大神神社で献香式を務めたことがあるそうです。

はい、もう話が別世界過ぎてわかりません…。

とにかく、大神神社様と今年はご縁があるのだなぁと、大変嬉しく思いました。

その香はどんな香りだったかというと、、
杉の木のようにすーっと、天に伸びていくような、伽羅にしては涼やかで、爽やかな森林にいるような雰囲気でした。

ただ、銘香はいつもちょいと、弱いのですよね。
古い香木だからでしょうか。

儚いのです。

もう一柱、"飛鳥美人"と名付けられた銘香も聞きました。
こちらは同じ伽羅でしたが、華やかで艶やかで、まさに"美人"感。

貴重なお香、ありがとうございました。

香席の後は、お食事会。
如水会館運営者の、東京会館さんの有名お料理の数々。

正統派フレンチでした

4日間かけてつくるコンソメスープなど、手間暇かけられたお味。

思ったよりも一皿ずつのお料理が大きく、満腹に。

あぁ、今回も贅沢させていただきました。
先生、幹事の皆さま、会場スタッフの皆さま、ありがとうございました。

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