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【続いてる写経 1075日め】〜小劇場で間近にエネルギーを感じた、『銀河廃線』
高校時代の部活の後輩、脚本家として活躍中の坂口理子さん。
彼女が若手の役者さんたちと組んで舞台ユニット、Project未来圏。
その記念すべき第一回公演『銀河廃線〜水色の蝉は転車台で宙を飛ぶ〜』を鑑賞してまいりました。
久しぶりの小劇場。
先日はシアターコクーン行ったけれど、小劇場はご無沙汰だったので、なんだか距離感に慣れない。
役者さんたちが登場すると、距離の近さにこっちが緊張していましました。
おお、メインキャスト、お若い!!
ストーリーは、坂口さんがお得意の、ファンタジックな展開。
銀河廃線というタイトルからも分かる通り、銀河鉄道をイメージしてます。
星まつりの夜、町外れの廃線の転車台には、その時だけ現れる鉄道があるという噂があり、仲良し3人組が、その不思議な列車に乗り込んだ。
あちらの世界とこちらの世界、記憶を遡るうちに、封印していた過去が蘇っていく…。
ちょっと胸が苦しくなるような、青春の思い出。
プオーっとなる汽笛の音が、郷愁を呼び覚まし、切なさを倍増。
仲良し3人組を演じる、若手俳優さんが、フレッシュでひたむき。
ただ、キャリアは浅いながらも、プロフェッショナルとしての訓練が積まれているのがわかります。
ストーリーが、若き日の切なさだけあって、それを直球で演じられるのは、若手の特権。
彼らのボルテージがだんだん上がっていき、中堅の俳優さん2名が若手を支えつつ、ベテランの俳優さんが引き締める。
(→個人的にベテランさんが演じた、山下さんと車掌さん、めっちゃ好き)
何だかねえ、青春の日々を思い出しましたよ…。
ちょっとしたエゴとか、行き違いとか、ほんの些細なことでもめてしまって、変に傷ついちゃったりするやつ。
ああ、切ない…。
その切なさ、最後はちゃんとそんな想いも回収してくれるのが、坂口さんの脚本の良さ。
清清しい気持ちになりました。
シンプルな小道具と、ブルーライトを基調とした舞台演出、白を基調とした衣装も、幻想的かつピュアな感じでよかったです。
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若者エネルギー、いただきましたよ〜〜!!
こうやって、若者を中心に育てるプロジェクトっていいですよね。
しかも最近の役者さんたち、みんなスタイルいいなあ…。
若もんのエネルギー量は、今も昔も変わらないと思うけど、
絶対的に違うのは、
ルックス!!
顔ちっちゃいのよ、手足長いのよ。
見目麗しい若者たちのエネルギーと、カタルシスを感じられる物語に癒されました。
余談:
帰りに神田のカレー名店エチオピアの支店を発見。
思わずふらっと入ってしまった。
福神漬け、美味しかったけれど、最近テーブル設置してあるもの。
一瞬取るのためらいますわね…。